二つの物語「み言葉を聞く」の落とし穴
- 2019年2月2日
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20世紀後 半、ア メ リ カ 政 府 の二人 の 元 内務省 大 臣 の 例 話 を紹介します。 最 初は、ジェ イ ムス・ワッ トという人です。 彼 は レ ー ガン政 権の内務省 大 臣 で した。 彼は、 どちらかといえ ば、世 界 に 対して 否 定 的 な観点をもっていました。 彼はとても 熱心な ク リ スチャンでしたが、 その思 考方式は、 根本主 義 に 基 づき、キリストが 間もなく再 臨することを前 提とし ていました。 そのよ うな信仰理解の結果、 彼 は 私 た ちが再 生可能 な資源、再 生不可能 な資源について分 類や制限 な ど、心配する必要がない、とい う理解 を していたのです。つまり、 それらの資源とい うのは、 永遠 の 命 に 向かっていく 途上にある、 人 間 の 利 益 の た め に 存 在するだけとい う理解だったのです。 私 た ちが大 切にしているス チ ュ ワ ー ドシップとい う、こ の世に 対する管理 者としての 精神を 覆す、 そのよ う な観点は、世 界 の終末はまもなく 到来するだろう、 と見なしているた め、私たちが 天 然資源をす べ て 使 ってしまっても 構わないとい う理解 を 暗 示していた のです。 そのよ うな世 界 観 の影響で、 そして採鉱、 採掘 会 社 の ロ ビイスト( 圧力)によって、ワットの 在 任 当時、 当時の内務省の政 策は、 未来のた め の保存 より、 今のた め の搾取的 利 用 に好意的であったので す。実際、ア メ リ カ 西 部には、1980年代中 盤に行わ れた山 林破壊 の痕跡に、 今 もワットの名前が記され ているとの報告があります。
も う 一 人 の 話 を ご紹介します。 クリントン政 権 の 内務省 大 臣 を 歴 任したブルス・ベビットという人 が います。 彼は、創 造 の秩序 を保存することを大 切 に 思っていました。具体的には、 荒野地 域 を尊重し、 絶滅寸前の危機 に 置かれている生態系 の保存のた め に 肯 定 的な政 策 を講じるな ど、積極的にリー ダ ー シ ップを発揮していました。ベビットは、 幼 い 頃、ア リゾナ州にある カトリック教会に 通っていました。 彼 は詩篇を学 んだり、 ノアの 物語に感銘を受けたり していました。 ノアの 物語は、 彼の内務省 大 臣 の 在 任中にも、 彼 の意識の中で 働いていたといいます。 それで、時 々、彼 は ノアが動物 を ノアの箱 舟 に 乗 せ て 救ったという物語を、実際 に絶滅危機にある 種 保 護法として 言 及していました。
また 彼は、幼少 年 期 にホビ族とい うインディアンの 友人から、アリゾナ州にある サ ンフラ ン シ ス コとい う 山が、神の 宿るとこ ろである 物語を 聞いたこともあり ます。自然 に 対する畏敬 の 念 が 育ったのは言うまでも ありません。彼が内務省 大 臣 に就任してから、 彼 は 多 くの 荒野を尊重し、危機 に 置かれている生態系 を保存 するた めの政 策 を支持し、 そこに住んでいる先住民 の 権利のた めにも 努力していたのです。 ジェ イ ムス・ワットとブルス・ベビット。二人は、 同 じく聖書からインスピレ ーションを 得られたにもか かわら ず、これだけの 異なる結果になったのを、 私 た ちは どのよ うに受け止めなけれ ばならないのでしょう か。
(2015 年全国教会学校研修会でのパクサウク宣教研究所 所長 の講演から) ……………………………………………………………


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