「教会の社会的責任」 泉清隆
金子敬前任牧師から戴いた「教会と宗教法人の法
律」という本の第11章「宗教法人の社会的責任」という
項目を参考にしながら書きました。
古賀バプテスト教会は宗教法人ですので社会に対し
ても責任があります。最初に「インフォームド・コンセント」
説明して同意をとる事です。バプテスト教会は自覚的信
仰によってバプテスマ(洗礼)がなされますので、契約共
同体となります。この点がいちじるしく欠如しているのが
カルト宗教です。
2番目に「ガバナンス」です。教会では主日礼拝、総
会、役員会、役員の選出、委員会の協議です。日本バプ
テスト連盟の教会の中では残念ながら総会を開くことが
できず、ガバナンスが欠如している教会があるという報
告がありました。
3番目に「コンプライアンス」(規則遵守)ルールに従っ
た教会運営です。「ディスクロージャー」(情報開始)され
ていることです。
4番目に「アカウンタビリティー」(説明責任)と訳され
ていますが、責任というよりもアビリティー(能力)と考え
た方が良いと思います。その中で①responsibility「リ
スポンスビリティー」応答能力、神の言葉を神の言葉とし
て聞く能力。②liability「ライヤビリティー」信頼する能
力。宣教も、会議でも、対話して信頼をもって聞く、話し合
う能力です。③accountability「アカウンタビリティー」
説明能力。相手に分かるように、宣教、信徒会でも大事
な点だと思います。
5番目に「リスクマネージメント」(危機対応)です。 コ
ロナなどの感染症に対応しての管理です。正しい医学的
エビデンス(根拠)に基づく教会運営です。
最近、教会堂を献堂された福井教会、これから建設しよう
とされている佐賀県の鳥栖教会は、一言で言うと「地域の
公民館的な教会、会堂」をめざして建てられています。地域
からなくてはならない教会としての歩みをされています。
古賀バプテスト教会のミッシュション・ステートメントの「す
べての人に開かれ、すべての人と共に」の点で、教会に、神
が人々を集められる事に対して、私たち(教会)はできる限り
の迎え入れる対応をしていきたいと思っています。
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