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「ペンテコステ...聖霊なる神」 泉清隆

イエス・キリストの復活理解が難しいという声を

聞きます。確かにイエス・キリストの誕生と十字架

の死までは歴史的事実として理解できても、その後

の復活そして聖霊降臨は、キリスト教に馴染みのな

い方たちには理解が難しいように思います。

復活(イースター)はイエス・キリストの十字架で

の死の後3日目の出来事で、弟子たちも最初は信じ

られなかった驚くべき事です。しかしイエス・キリ

ストは、復活された後、御自分が生きていることを、

数々の証拠をもって使徒たちに示し、40日にわたっ

て彼らに現れ、神の国について話されました。そし

て「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた父

の約束されたもの(聖霊)を待ちなさい。」「あなたが

たの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。

そして...わたしの証人となる。」と言って、天に上

げられました。イエス・キリストはもはや彼らの目

から見えなくなりました。残された使徒たちは、エ

ルサレムの泊まっていた家の上の部屋で、心を合わ

せて熱心に祈っていました。イエス・キリストの昇

天から10日後、復活後50日目に当たる五旬節(ギリ

シャ語でペンテコステ)のその日、一同が一つとな

って集まっていると「約束の聖霊が降った」ことを、

聖書「使徒言行録」は確かに語っています。そして

そこに最初の教会が誕生しました。

私たちの神は三位一体の神です。それは、神、イ

エス・キリストなる神、「聖霊なる神」です。「聖霊

なる神」はいつも守り導いてくださいます。「聖霊

なる神」はイエス・キリストの誕生・生涯・十字架

・復活・聖霊降臨を通してイエス・キリストを救い

主と告白させてくださいます。「聖霊なる神」は人

を日々新しくしてくださいます。「聖霊なる神」は

真理に導かれます。「聖霊なる神」はいつも共にい

てくださる助け主であり慰め主であり善き相談相手

です。「聖霊なる神」は私たちの内なる人を強めま

す。「聖霊なる神」は悲しまれます。「聖霊なる神」

はわたしたちを喜びと平安に満たされます。「聖霊

なる神」に教会は導かれています。「聖霊なる神」

は教会であるわたしたちに賜物を与えられます。「聖

霊なる神」は会議でわたしたちの話し合いに臨んで

おられます。まさに「神われらと共にいます」は「聖

霊の神」です。

三位一体の神は人間の理解では難しいのですが、私

たちが考えることのできる事で説明すると、この世界

という舞台があって、そこに最初に登場してくる方は

神です。そして神の子イエス・キリストの登場、イエ

ス・キリストのストーリーです。それはイエス・キリ

ストの誕生、生涯、十字架、復活、昇天です。そして

10日の後に「聖霊なる神」が舞台に登場します。こ

れがペンテコステです。今は「聖霊なる神」が働かれ

る教会の時代です。そしてやがて再臨の時にイエス・

キリストが再び舞台に登場するでしょう。では役者は

三人かというとそうではなく、一人三役となるでしょ

うか。

聖霊なる神の導きがいつも皆さまの上にありますよ

うに...。

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