「祈りの家なる教会」 泉清隆
先日、豊前キリスト教会の献堂式に出席しました。
2020年に完成されていたのですが、感染拡大の為に
2023年となりました。会堂は木造平屋建てで、会堂
の座席数は感染前の座席ですが、60席程度、更に
サイドルーム、多目的室も椅子をおけるものでした。
感染前の設計図ですが、シックハウス対応の換気扇
が設置されていました。二つのトイレの内一つはユ
ニバーサルトイレで、「GENDER NEUTRALジェンダー
ニュートラル」という表記になっていました。総工
費2600万円の64%は教会員の献金でまかなわれたと
のことでした。献堂式の加藤誠氏の宣教の中で「あ
る女子学生が自死を考えながら、海に向かって死に
場所を求めていた時、ふと、夜中に教会を見つけた。
開いていないだろうなと思いながら扉を引いたら開
いていた。礼拝堂の椅子に座り、明け方まで祈って
いた時に、明け方に上から光が差してきた。そして
『生きろ』という言葉を頂いたような気がしたとい
うのです。彼女は海に行かず、そこから生き直して
いった」という話しです。また神戸教会で、ある女
性が大きな課題を抱えて、仕事を終えて毎晩のよう
に教会堂で祈っていた事を話されました。どこでで
も祈れますが、しかし会堂、私たちが礼拝して賛美
をしているところで祈ったのです。
教会堂は地域に開かれて、出会いを与えられてい
く、神の宣教の働きをするという事を知らされまし
た。祝辞を語られた方々もその具体的な話しをされ
ました。
もう一つ、谷本仰氏が祝辞の中で、お友達の到津
森公園の獣医の方から「『人間と動物は違う』と思
っているでしょうが、人間と動物はほとんど同じで
す」といわれたとのことです。しかし、「違うのは
『人間は未来をイメージすることができる。予測す
る事ができる。』人間は来年のことを予測できます。
そして、自分が亡くなった後も予測します。」と。
私はその話を聞いて、これこそ信仰、希望、愛だと
思いました。人間には、未来を予測できる信仰があ
ります。今後を信仰によって希望することができま
す。目には見えない愛をも体験できます。
そして、古賀バプテスト教会は私たちはこのよう
になる事を信仰をもって望むことができます。
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