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「神の国と神の義を」 泉清隆

  • kogabaptist
  • 7月26日
  • 読了時間: 2分

ユダヤ人社会学者エーリッヒ・フロムは『生きる

ということ』(TO HAVE OR TO BE?)『持つべきか、

あるべきか』という本で所有思考と存在思考の二つ

の生き方を紹介しています。所有思考の人は、自分

が何を所有し、獲得し、達成したかを基準に自分の

人生の価値を計ろうとします。しかし存在思考の人

は所有や達成が人生の目的ではなく、成長のための

手段であると考えます。存在思考の人にとって一番

大事なことは「ある」ことです。目指す最終ゴール

は人生の出来事の一つ一つを達成したかどうかでは

なく、それらを通して神が意図した自分に近づくか

どうかという観点で見ます。「ある」ことに自分の

人生の目標を置くなら、そういう人にとっては、も

はや失敗というのはありません。今、自分が取り組

んでることがうまくいってもうまくいかなくても、

どっちに転んだとしても全てが有益な人生経験であ

ると知っているからです。

シスター渡辺和子の「置かれた場所で咲きなさい」

も同じ事なのかと思いました。

もう一人ユダヤ人哲学者のマルチン・ブーバーは

人が死後、神の前に立った時、神から聞かれること

は、「あなたはモーセのようだったか」ではない、「あ

なたはエリヤのようだったか」でもない、(新約聖

書ではマリヤのようだったか、ペトロようだったか、

パウロのようだったかになるでしょうか)そうでは

ない。「あなたは神が意図したようなあなただった

か、あなたは神が与えたあなたの人生を歩んだか、

あなたはあなたであったか」であるというのです。

イエス・キリストは「まず神の国と神の義とを求

めなさい。そうすれば、これらのものはみな添えて

与えられる。」と言われました。人がすべきことは

自分の国と自分にとっての正義の追求ではなく、神

の国と神の義を求めることです。

今、世界は、そして日本も自分の国を求め、自分

の義を立てようとしているように思えてなりませ

ん。古賀教会のミッションステートメントを覚えて

共に礼拝を献げ、共に生き抜いていきたいと願いま

す。

 
 
 

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