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キリストの証人となる (使徒言行録1:1~11)

  • 金子敬
  • 2015年5月2日
  • 読了時間: 2分

教会の使命はイエス・キリストによって起こされた「良い知らせ」(福音)を伝えることにあります。福音宣教とも言われます。パウロの弟子であったルカは、イエス様によってもたらされた良い知らせを詳しく書き記すことに大きな使命を感じていました。ルカ福音書の冒頭に、ローマの高官テオフィロに対して「わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、順序正しく書いて献呈する」と記しています(ルカ1:3)。その第二部として、イエスの十字架と復活の出来事からの世界宣教についてテオフィロに宛てて記す(使徒1:1)のが使徒言行録です。

聖書は優れた人間の著わした道徳書ではありません。関心のある人には読んでもらいましょう、との教養書でもありません。ある出来事をすべての人に知らせるための書物です。その出来事を知らないままで人生を過ごして良い人など一人もいない、必読書です。何故なら、それは、イエス・キリストを証言する書物、人間として生きる上で最も重要な、神-人、人-人の関係回復に関する正しい情報が記されているからです。

多くの人々の関心事、それは豊かな生活であり、それを保障する強い国づくりです。それらが約束されるなら、どんなことでも行います。富の収奪とそれを可能にする力をどのようにして得るのかと関心が集中します。イエスの弟子たちでさえ、「どのタイミングでイスラエルの国を建て直すのか」と関心を払っています。しかし主イエスは「それは、あなたがたの知るところではない」と突き離されるのです。復活の主が弟子たちに期待することはただ一つ、「キリストの証人となる」(使徒1:8)ことです。

彼らが使徒である目的は、イエス・キリストにおいて起こされた出来事を、全世界に伝えることにあります。それは神との関係の回復に始まり、人々の間にある敵意を取り去るという、和解と平和の実現です。しかも安全地帯からではなく、自ら傷だらけになられたキリストと共なる働きです。キリストと共に、混沌のただ中に真の愛を現わす神の国建設への派遣です。これは復活のキリストからの命令であり、約束なのです。

                                                   TK生

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