【イエスの最後の言葉】 木村憲子
- kogabaptist
- 4月11日
- 読了時間: 2分
イエスさまが十字架にかかられたのは午前九時頃
であった。息を引き取られたのは午後三時。その間
イエスさまが十字架上で語られた最後の言葉が七つ
ある。それは、福音書ごとに異なる。イエスさまの
み言葉にひとつひとつに思いを重ねてみた。
①「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をして
いるのか分からないのです。」(ルカ23:34)・この
言葉は、神さまへのとりなしの祈りであり、それは
今の私たちにも向けられている主の深い愛を感じ
る。
②「よく言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽
園にいる」(ルカ23:43)・二人の罪人の内のひとり
が、自分の罪を認めイエスさまに告白をしたことで、
御国へ招かれた。この罪人にとって死で終わらない
希望があったのだと。
③「女よ、見なさい。あなたの子です。」「見なさい、
あなたの母です。」(ヨハネ19:26・27)・主は、苦
しみの中でさえ人々への心遣いをされヨハネに母マ
リアを託した。
④「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」(マルコ
15:34)・マルコ書は最古でアラム語の表現で書か
れた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」(マタイ2
7:46)・ヘブライ語で絶叫されたのである。「わが
神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」
の意味である。ここでの神の沈黙は、主の苦しみを
伴われていると思えた。
⑤「渇く」(ヨハネ19:28)・・・身体の渇きと言うよ
り、人のたましいを救うための渇きの方が大きいと
感じた。
⑥「成し遂げられた」(ヨハネ19:30)・人の罪のた
めにご自分をいけにえにし私たちの救いの道が開か
れた。
⑦「父よ、私の霊を御手に委ねます。」(ルカ23:46)・
ルカの記した⑦は、神さまへの信頼に応え、死をも従
順に受け入れたように描いている。それは、④のマタ
イやマルコが記した反抗的な死にざまを受けいれ難か
ったのではないかと推察する。イエスさまの十字架上
の死が、使命でありまさに預言(エレミヤ31:31~34)
の成就であった。
*「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かな
ものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」
(コリント 11:18)…パウロの信仰、証ともいえる。
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