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聖書に由来する意外な言葉(新約聖書)

  • 泉清隆
  • 2019年3月5日
  • 読了時間: 2分

・「 豚 に 真珠」(マ タイによる福音書7 章 6節) 聖書 版「猫 に小判」。「 神聖なものを 犬に与 えては ならない」と 対で出てきます。イエスの教 え を素直 に受け入れない人 々への非難でしょうか。

・「人にしてもらいたいと思 うことは 何でも、あな たがたも人にしなさい」(マ タイによる福音書7 章 12節)道徳的 行 為 の普遍的基盤という意味で、「 黄 金 律」とも呼ばれます。 否 定 文 の 形をとった 孔子の、 「己 の欲せざる所、人に 施すことなかれ」との類似 性 と 遣いをめ ぐって、比較文化論的にもさま ざまな 議論がなされています。

・「 狭 き 門」(マ タイ7 章13~14) 受験戦争の定型句になっていますが、もともとは 救いに 至 る 道のこと。「 滅びに通じ る 門 は 広く、 そ の 道 も広々として、 そこから入る人が多い。しかし、 命 に通じ る 門 は 何 と 狭く、 そ の 道 も 細いことか」。 ジッド の小説でも有 名。

・「笛吹 けど踊らず」(マ タイによる福音書11 章1 7)イエスの宣教に、人 々 が容易には 耳 を 傾けなか ったことを 言います。 ・「死に 至 る 病」(ヨハネによる福音書11 章 4) 「絶望」を 哲学したキ ェ ルケゴールの 著作の題 名 として有 名ですが、原文は「この病気は死で 終わる ものではない」という否 定 文で、イエスの奇跡物語 中に出てきます。

・「目からウロコ」(使 徒 言 行 録 9 章18) パウロ の 回心の場面。具体的には 神 秘 的 な 光 に 照 らされて、一時 的 に 失 明していたのが、再び見 え る よ うになることですが、より 広 い 文 脈では、 それま で 否定しよ うとしていたキリスト教の 真 理に目 覚 め ることを 表します。

・「 働 か ざ る 者、食 う べからず」 (Ⅰテサ ロ ニ ケの信徒への手 紙 3 章10) 怠惰 を 戒め、勤勉 を 勧めたパウロ(もしくは そ の 精神的 弟 子)の言葉。古 代 ギ リ シ アでは、 労 働 は 奴 隷 の義務とされ、 自 由 な身分の人 々にはあまり評価 されていなかったことも 考え合 わ せ て理解 す べ き 言 葉です。

山我哲 雄 著「聖書」180Pから

 
 
 

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