沖縄の苦難から主にある希望へ
- 木村憲子
- 2019年7月18日
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今回、日本バプテスト連盟女性連合の第12回6 ・23「沖縄(命ぬちどう宝)の日」学習ツアー(6 /22~25)に参加した。「命どぅ宝」とは文字 通り命こそ宝という意味で、すべての命は、等しく 尊く命を奪う戦争は止めようという願いが込められ ている。 女性連合が発行の事前の「学習資料冊子」にも記 されている「命どぅ宝」の具体的な方策として「知 ること」「祈ること」「共有すること」が挙げられて いる。 実際に学習ツアーでの知ることは、1日目のガマ (負傷した兵士や住民の避難場所とした洞穴)に入 って説明を聞いてここで起こったあのひめゆり学徒 隊の少女(15歳~19歳)たちの悲劇に最初のショ ックをおぼえたのです。 今、辺野古の新基地建設は、圧倒的多数の県民が 反対しているにもかかわらず、沖縄の美しい自然の 青い海が汚染された泥化として土砂が投入されてい る。 こうして戦前から現在の今に至るまで、沖縄に悲 劇や苦難、差別などの暴力を敷いているのです。こ れが「戦後ゼロ年」と言われる所以でしょう。 沖縄の地の痛み、苦しみを知り、学習して共に分 かち合い、そして語り継いでいく。このことが大き な力となっていくのです。キリスト者としてなすべ きことは、主イエスが歩まれた非暴力による平和を つくりだしていく、そこに主に依る希望があるとい えるのではないでしょうか。
木村憲子姉
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