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「愚かなふるまいにもどらないように」                   泉清隆

  • kogabaptist
  • 2021年8月13日
  • 読了時間: 3分

今月の招詞に選んでいます詩編85編9節後半です。さて、プロスペクト(Prospect)には日本語で「予想、見通し、期待、展望」先を見据えるといった意味があります。そしてプロスペクト理論とは行動経済学における現実的な理論で1979年に米国のダニエル・カールマンとエイモス・トベルスキーという2人の心理学者により発表されました。(ダニエルカールマンは2002年にノーベル経済学賞を受賞しています)プロスペクト理論は「目の前に提示されたものの損失の度合いにより、人の意思決定は変化する」というものです。「損失回避の法則」と呼ばれる心理学と類似しているそうです。

 損益期待値が同じ2つの選択肢

設問に対する2つの選択肢は損益期待値が同じであり「どちらが損でどちらが得か」というのではありません。

 どうしても欲しいと思っていた商品が、百万円と高価なため今まで購入をあきらめていたが、その商品が2つのキャンペーンを実施しどちらか一方だけを選ぶことができる。

A…百万円が無条件で半額の50万円で購入できる

B…百万円が半分の確率で無料で購入できる。

どちらのキャンペーンを選択するかというとAを選択する方が多いと思います。これは人間が利得を目の前にした場合、確実に得をする選択肢を選ぶという心理があるからだそうです。

 では、次の設問はあなたには200万円の借金があります。借金減額キャンペーンが開催されて、どちらか一方だけを選ぶことができる場合、

A…200万円の借金が無条件で半分減額され、借金が百万円になる

B…200万円の借金が半分の確率で借金なしになる

どちらをえらぶでしょうか。最初の設問ならAを選択する方が多いと思いますが、しかしこの設問ではBを選択する方が実は多いというのです。

これが問題なのだと思います。

 牧野邦昭氏は行動経済学のプロスペクト理論で「損失」を前にしたときの人間の行動の非合理性を教えています。

 牧野邦昭氏の「経済学者たちの日米開戦」(新潮選書)には戦争というリスクの高い選択が決定されたのはなぜかについて書かれています。

「開戦すれば高い確率で日本が敗北、という指摘自体が『だからこそ低い確率に賭けてリスクを取っても開戦しなければならない』という意思決定の材料になってしまったと考えています」とあります。窮地に追い込まれているとき、設問の場合は負債がある場合、少ない確率のハイリスクハイリターンを選択してしまう間違いを考えさせられました。

 神ではなく、運に頼ったともいえるでしょう。先日、

マタイによる福音書17章20節「もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない」を読んでいまして、それまでは一瞬にして山が移る事を考えていましたが、そうではない事を教えられました。しかし神の御心は着実に進められています。

 
 
 

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