第7回教会形成協議会報告 泉清隆
11日に行われた九州バプテスト神学校、教会形成協議会の報告をします。まず気がつきましたのはすべての奉仕者の表記が「さん」になっているところが良かったと思いました。松見俊さんが詩編65編2~3より「沈黙は賛美なり」とメッセージをされて、感染防止の故に声を出す事が出来ない中で、沈黙という形での賛美に発見された事柄を話されました。手話による賛美は無音です。しかし豊かなものがあります。結論ではひとりひとりが「教会の交わりがわたしには必要です」という心から思いではないかといわれ、わたしは身体的距離は保たなければならないのですが、心を近くして、たとえ沈黙の中でも、この時だからこそ、それは個々人の終末的状況の中で共に主を礼拝したいと思いました。鈴木牧人さんの講演から、日本バプテスト連盟から諸教会、伝道所への文書についての話しがありました。他教団は教団のトップの協議で一斉に具体的な指示が出される事を聞いていましたが、日本バプテスト連盟の出された文章は基本的には諸教会・伝道所に対する励ましでした。協力伝道体である連盟では、各個教会が自ら祈り協議して事柄を決していく事が求められているし、それが出来る教会であると思いました。伊原幹治さんの事例発表の「礼拝は不要不急か」という問いは大事な問いでした。人によって不要不急の程度が違うこと。そして感染防止を語ることは正義であり、今やこれに反対できない状況もあるといわれました。わたしは人の命、生命を守る事が最も大事だという中ではその通りになると思いました。しかし「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」(マタイによる福音書4章4節)でありますので、生命が維持されているだけでは生きていくことは出来ません。私たちには神の言葉が必要です。
教会が礼拝を中止したら、神の言葉は語られなくなってしまうと思いました。そして主の晩餐式に関してもそうなのですが、この事柄はどちらか大事かの話しでは無いので、緊張関係にある事柄をあれかこれかではなく、祈りながら、協議して歩んで行きたいものだと思いました。最後に、山鹿新生キリスト教会の船越哲義さんが、教会の厳しい現実の中にありながら、長い祈りの応答として95歳と79歳のバプテスマが与えられた証しをされました。
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