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聞け、すべての民よ (申命記6章4~9節)

  • 金子敬
  • 2016年7月2日
  • 読了時間: 2分

教会学校の教案誌「聖書教育」には週ごとの学びの最初に「おはなし」が記されています。この執筆者に企救教会の原田牧師が立たれる場合は、必ず「シェマー、シェマー、聞きなさい。聖書のお話聞きなさい。」でお話しが始まります。物語ることを大切にされているようです。

これは申命記6:4にある「聞け、イスラエルよ(シェマー、イスラエル)」から来ている表記です。ユダヤ人の各家庭の入口にはメズーサという小さな箱状のものが取り付けられていて、出入りの際にはこのメズーサに手を触れて神の祝福と加護を確認します。その中には小さな巻物があり、そこに、この申命記5:9~20にある「十戒」と同6:4~7の「シェマー」とが記されているのです。これが。子々孫々に継承されている規範です。

ところで私たちの家庭では継承すべき「ことば」があるでしょうか。今日、アメリカで共和党トランプ氏支持や、イギリスでの国民投票におけるEU離脱決定などに共通する「危うさ」は、日本においてもあるように思います。それは吟味しないままで「強さ」に巻き込まれると言う危うさです。今の日本は、“選挙で選ばれた“一人の独裁的強者の論理に皆が従うと言うマジック構造に晒されています。「『中立』でない報道には電波を認可しない」との脅しの前に、NHKをはじめ全マスコミ界は自粛(委縮)します。放射線という毒を何万年も撒き散らす「原発」も核武装に欠かせないゆえに国策です。これを訴訟で止めようとしても、為政者の息の下にある最高裁長官はゴーサインを送ります。日銀も危険と知りつつも、お札を増刷して借金を子孫に回します。今の日本は非常に「あぶない時」の中にあるのです。

唯一なる神の下、自由と愛の中に約束されている祝福を失うことのないように、「シェマー、シェマー」「聞きなさい、聞きなさい」と、天からの御声が響いています。「わたし一人ぐらいは」との思いに操られず、神の言葉にしっかりと耳を傾け、大切な選び取りを積み重ねて、子々孫々に神の祝福を受け継がせて行こうではありませんか。後になって「後悔した選択」と涙することのないように、「すべての人々よ、今聞け!」です。

                                  TK生

 
 
 

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