「今、心寄せる選択」 ルカによる福音書12章22~34節
- 木村憲子
- 2016年7月9日
- 読了時間: 2分
今日は何の日? 7月10日は参議院選挙の投票日です。今回の選挙から18歳以上の方から投票が出来ます。投票権を持っている方は、決して棄権はしないで国民の権利として行使しましょう。今回の選挙の行く末で、憲法を改正して戦争ができる国として進むのか、それとも「殺さない、殺されない、殺させない」と戦後70年歩んだ戦争をしない国として進む道を選ぶのか、私たちの選択が後悔しないものとするために、しっかり見極めて投票したいものです。
今年4月に「平和のつくりかた」の冊子が平和宣言推進プロジェクト委員会(日本バプテスト連盟)により発行されました。今の私たちが平和を求めていく際の具体的なこととして御言葉に照らし合わせて何を選びどう行動すべきかが書かれています。
「命のことで何を食べようか、体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切だ。」(ルカ12:22~23)イエスが弟子たちに語られた言葉です。衣食を得ることが生活の第一目的となってしまうのが危険だ、と主は言われるのです。しかし、何もしないで怠けていてもこれらのものがすべて備えられるという意味ではありません。お金が重要になりすぎないようにとの警告です。それは今の社会でもいえる事です。あまりにも経済中心になった結果「格差」「貧困」社会へとさま変わりし生きづらい社会となってきています。少なくとも私たちの心は何を思いどこに向いていくのか考える必要があります。私たちはそうした「格差」「貧困」など弱くされている方々に、主が寄り添って下さることを知っています。キリスト者は、どう選択すべきか。私たちの基準はイエス・キリストです。それは、キリスト者としての歩みは主イエス・キリストに従う、すなわち聖書でイエスさまが語られたその御言葉を心で受け止め行動するものです。わたしたちの選びが神の御心とひとつになるとき、どんな状況にあってもゆるぎないものとされるのです。
「あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。」(ルカ12:24)
古賀教会執事 木村憲子
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