「福音によって」 (ローマの信徒への手紙1:1~7)
- 宮田祐亮
- 2016年10月5日
- 読了時間: 2分
人に何かを伝える事は、大変難しいことです。
長い間子ども向けのニュース番組に出演されていたジャーナリストの池上彰さんは、
著書の中で「わからない人にわかるように説明することがどれほど難しいものであるかを学ぶことができた。」と彼は語ります。
伝道をする時に皆さんは、何を考え、どのような工夫されておられるでしょうか?
クリスチャン人口が1%にも満たない日本の中で、様々な失敗や苦労されたご経験がおありかと思います。
私もこの日本においてどうすればもっと効果的に多くの人に伝道できるのだろうかと考えます。教会に行ったこともない、イエス様の事を聞いたこともない人に伝道することは確かに難しいことです。
もちろんクリスチャンとして伝道することは使命であり大切な事であることは分かっています。
しかしはたして伝道とは何でしょうか?何を伝えるのでしょうか?
キリスト教辞典において「伝道」という言葉を調べますと「未信者に対して、キリストの福音を宣べ伝え、彼らを信仰の道に招く教会活動をさす。」とありました。
そうです、私たちは、「福音」を宣べ伝えなくてはなりません。では私たちはこの伝えるべき福音をどれだけ知っているでしょうか?
伝道とは決して教会に人を増やすことでもなく、テクニックやノウハウでもありません。
伝道とは、本質的に私たち自身が福音によって変えられていく、そしてその福音によって押し出されていくこと、これが伝道ではないかと考えます。
まさにパウロがそうであるように、私たちが知っている、私たちが信じている、私たちが伝えようとしているこの福音をもっと知り、今よりも深く福音と出会い変えられていきたい。
主の器として整えられ、用いられていきたいと心から願います。
その時に、神さまの力が、福音の力が、私たちの日々の生活の中で現れると信じます。
西南学院大学神学部選科3年
宮田 祐亮
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