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自らが変えられる祈り (コロサイの信徒への手紙4章2~9節)

  • 金子敬
  • 2016年11月25日
  • 読了時間: 2分

ロティー・ムーンの中国伝道を支える祈りに始まり、1931年に日本バプテスト婦人会同盟(現・女性連合)の働きにもなった「世界祈祷週間」は、今日、これに加盟する諸教会に引き継がれ、世界宣教を覚えて祈り、献金を捧げる働きとなっています。

現在、日本バプテスト連盟からは野口日宇満・佳奈ご夫妻をインドネシアに、嶋田和幸・薫ご夫妻をカンボジアに、それぞれ宣教師として派遣、又、シンガポールにアジアミッションコーディネーターとして伊藤世里江先生を、ルワンダに国際ミッションボランティアとして佐々木和之さんを派遣しています。

昔は、宣教師といえば「未だ福音が届けられていない国々に福音を伝える働き人」と考えられていましたが、今ではむしろ派遣している宣教師から、それぞれの国や地域の人々の中で、神が現わしておられる平和と和解の出来事を知らされ、そこから日本に発信される言葉や事柄によって私たち自身が変えられていく、という方向性を大切にしています。

この様な訳でこの「世界祈祷週間」においては、私たちの願いが叶えられることよりも、世界の国々で起こされているキリストによる平和と和解の出来事を知り、その新しい認識に立って私たちが変えられるように、とのダイナミックな双方向性の祈りがなされることが求められるのです。

キリスト者の祈りは自分自身が変えられることを前提にして初めて成り立つものです。

祈り、知り、変えられる・・・、ここに祈りの真髄があります。

自分の要望が叶えられることだけに固執する(ご利益信仰の)祈りからは、神の御業は現わされないでありましょう。

派遣されている宣教師の方々を覚える祈りも、彼らから発信される神の出来事に私たちも与ることで意味を持つのです。

実に、祈りは神の御心を知らされるところから始まり、自らが変えられることへと向かわされるのです。主イエスが教えて下さった「主の祈り」は正にそのような祈り、神の御心を求めてこれを知り、共に生きる喜びへと向かう祈りです。

今週、この世界祈祷週間の祈りの中で、私たち自身も変えられていく者でありましょう。     

TK生

 
 
 

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