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「小さき者に」

  • 泉清隆
  • 2018年4月6日
  • 読了時間: 2分

先日4月5日に西南学院大学神学部の始業礼拝に 出席しました。金丸英子神学部長の始業礼拝のメッ セージは御自分が西南学院大学神学部に入学した時 に語られたカルペッパー宣教師、(当時は部長)「こ の神学校は良い優れた牧師を育てるところではあり ません」という言葉に衝撃を受けたというお話しで した。私もそこにいたのですが、全く覚えておりま せん。何を聞いていたのでしょうか。「そうではなく て、神学すること。自分を問う事を学ぶ」という事 でした。 続いての開講講演は須藤伊知郎教授の「マタイ福 音書研究史」というタイトルの講義でした。マタイ による福音書がどのようにして編集されてきたかと いう事と、もう一つは当時の社会史的な研究につい てでした。参考文献のほとんどがドイツ語の神学者 のものでした。よくいわれるようにマタイによる福 音書はユダヤ人キリスト者、ユダヤ教との係わりで 理解する必要があります。現在のシリアあたりにい たであろうマタイ共同体、マタイ教会の人たちは、 戦争難民であったという事です。そのような中で、 イエス・キリストが言われた「平和」の言葉を大事 にした事がマタイ福音書に書かれてあります。他の ユダヤ人たちがローマと戦っている時に、マタイ教 会の人たちは一緒に戦わなかったので、それで批判、 迫害されたという事です。マタイによる福音書2章 のエジプトに避難する記事、5章11節の迫害に対 する報い、敵を愛する事。9章の最後の群衆が飼い 主のいない羊のようになっている状態は戦争難民の 事を。そして今日の宣教の箇所、マタイによる福音 書25章31節以下は具体的には難民を受け入れる 事をいっているという事です。26章52節の「剣 を取る者は皆、剣で滅びる」というイエス・キリス トの言葉によって戦いによって滅びてしまうことを しっかりと覚えているマタイ教会であったというの です。 現在、世界には難民が多くいます。そしてこの日 本はその難民を受け入れることが少ない国です。そ の事をチャレンジとして語られました。

 
 
 

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