「ペンテコステ」

クリスマスはイエス・キリストの誕生日。それは 神の御子、救い主の誕生です。そして、イースター はイエス・キリストの十字架の死の後の足かけ３日 目の復活です。驚くべき事です。そして、イエス・ キリストの昇天後に「聖霊なる神」が来られたのが 「ペンテコステ」です。イエス・キリストが昇天さ れた後、残された弟子たちは、エルサレムの「泊ま っていた家の上の部屋」で、「心を合わせて熱心に祈 って」いました。恐らく、イエス・キリストが約束 された「聖霊なる神」が与えられることを祈ってい たのでしょう。この熱心な祈りは１０日間続けられ ました。そしてイエス・キリストが昇天されて１０ 日後の五旬節の日(ペンテコステ)に聖霊が与えられ、 そこに最初の教会が誕生しました。 私たちの神は三位一体の神です。それは、父なる 神、子なる神、聖霊なる神です。聖書に記されてい る聖霊なる神の働きについてまず、聖霊なる神は、 導きの神です。イエス・キリストを荒れ野の試練へ と導かれました。聖霊なる神はイエス・キリストを 救い主と告白させる神です。聖霊なる神は人を新し くされます。聖霊なる神は真理に導かれます。聖霊 なる神はいつも側にいる助け主、カウンセラーです。 聖霊なる神に教会は導かれています。聖霊なる神は 教会であるわたしたちに賜物を与えられます。聖霊 なる神は会議でわたしたちの話し合いに臨んでおら れます。聖霊なる神は私たちの内なる人を強めます。 聖霊なる神は悲しまれます。聖霊なる神はわたした ちを喜びと平安に満たされます。 そして、泉美智子さんの「見守る神」の体験は「聖 霊なる神」として理解できると思いました。 「『見守る神』という言葉に出会いました。じっと見 守る神。私が助けを求め泣き叫んでいたとき、そん な私を見て神さまはすぐにでも助けてあげたかった でしょう。(それまではそうでした)。でも手を出さ ずじっと見ててくださった。私も親として子どもが 大変なとき助けを必要としているときはすぐにでも 助けてあげたい、でもそれはこの子の成長にとって そうしない方がいい、この子はきっと大丈夫、その ことで私とこの子との信頼関係は壊れたりしないと、 そのように、神さまは苦しんでいる私を見て、私以 上に苦しみ心が張り裂けんばかりに忍耐してじっと ただ見守っててくださった、この神さまの心を知っ たとき私は大泣きました。そんなにしてまで私を信 頼してくださり愛してくださっている愛を知り心か ら泣きました。『主よ感謝します』と。」