「試合前に聖書を朗読する意味は」
- 泉清隆
- 2018年6月15日
- 読了時間: 3分
アメリカンフッ ト ボールの日本大と 関西学院大の 定期戦(5月6日、東京)の後、 関西学院大学は26 日 午後、兵庫県 西宮市のキ ャ ン パスで会見を 開き、 鳥 内秀晃監督と小野宏ディレクターが出 席。この日 の質疑応答で、記者団から「 試合前に聖書を朗読 す る意味は」という質問 が 飛び出した。 小野…「ご存じのとおり、 関西学院大学はキリスト 教主 義 教 育 に基づいており、 そ も そも創設者、アメ リカのプ ロテス タントの宣教師(米国 南メソジスト 監督教会のウォ ル ター・ラッセル・ ランバス)が 建 てた大学ですので、我々の大学の中にそう い うこと が自然に入 っておりまして、我々の中で 試合の 直 前 にはお祈りをするとい うことは 普通に入 っていると い うことになります。」と 答えられた。 夏練習 ス タート(2017 年8月1日)の記事では「今回 の合 宿では春シ ー ズンのス タートの意味 も兼ねて、 初日に『お祈り』を前島 先生のもとに行 ってス タ ー トしました」(2018 年4月7日、2年 ラインバ ッカー 繁 治亮依 君)。前島 先生とは、前島宗甫(む ねとし)氏( 日 本基督 教 団牧師、日本キリスト教協議 会総幹事、 関 西学院大神学部教授)のこと。部の顧問として 試 合 直 前の祈りを10年 以 上続けてきた。また、昨春には 4年生だ っ たクオ ー ターバック の百田海渡君が次の よ うに書いている。「『苦難 は忍耐を、忍耐 は練達を、 練達は希望を生む』とい う聖書の言葉と、『祈りは 強 い 想いである』という言葉を、前島 先生から教えて いただきました。前島 先生は『しんどい時があれ ば そ の 先の希望を見なさい』とお っ し ゃいました。こ れまでの練習は、しんどいだ け で 終 わ ってしま っ て いたのではないか、も っ と 高 い基準 で練習ができた のではないか、と気づかされました」(2017 年4月4日) 前島 氏 は『キリスト教学校教育』(2004 年12 月 号)で 「『ア ー メ ン!』。私 の鼓膜 は 激震した。アメリカン フッ ト ボール 関西学生一部リー グ 戦、全勝 同 士 の 関 西学院大学と立命館大学の対戦直前のロッカールー ムである。ウォーミン グアップを 終えた 選手とコー チ、スタッフ百 余名が 円 陣 を 組む。 そこでの聖書 朗 読 とメッセ ージそして祈りが 私 の 役 割である。…… この 試合前の祈りは 伝統的なものだが、部長やコー チ が 決めたものではない。部 員 た ち が 自発的 に 決 め るものである。…… 激 戦 の末勝 った。『勝 っても 負 け ても、この ゲ ー ム が 皆にと って生 涯 の 宝になるよ う に』と祈 ったのだが、 試合後『祈りどおりになりま したね』 と 弾んだ 声 が 返 ってきた。…… 課外でのキ リスト教主 義 教 育の喜 ばしい 瞬間である。」 https://www.christianpress.jp/kangaku/ の記事を編集しました。
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