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断想「光と闇の世界」

  • 小林洋一
  • 2018年6月22日
  • 読了時間: 2分

創世記の神の創造は、混沌(カオ ス)と 闇の世界に 向 か っ て 光 を 放つことから 始まります。 創1:3 神は言われた。「 光あれ。」こうして、 光があ った。 この 光 は 命、希望 の象徴 と 捉えることができます。 神は、 闇 と混沌、即ち、死 と絶望の世界に、 命 と 希 望をもたらした。含意されているメッセージです。

創1:4 神は 光 を 見て、 良しとされた。神は 光 と 闇 を 分け、 神は、この世界を混沌 と 闇 を滅ぼして、「 良し」と される 光のみの世界にしたのではありま せん。この 世界には、 闇 は依然として存在し、カオスも存在 し ています。この世界は 光 と 闇の世界なのです。

創1:5 光を昼と 呼び、 闇 を 夜 と呼ばれた。夕べがあ り、 朝があ った。 第一の日である。

1日が 刻まれることで、この世界の時が 動き、 歴 史 が 刻まれます。この「 第一の日」というのは、 原 文では、ここだけ、基数(1、2、3)が使われて いて、 他 の序数、「 第2」、「 第3」とは違った日の 数 え方にな っています。2日 目からは、「第二の日」「 第 三の日」とするのはよいのですが、1日 目に関して は、「一日である」とする方が、原典 のヘブラ イ 語 本 文 に 即したものとなります。 この日は、最初の日であるとともに、1日という ものが、昼と 夜からできている、ということを 示 し ます。即ち、昼だけでは、1日ではありま せん。 夜 だけでも1日ではありま せん。 1日は、 夜と昼があ って、1日なのです。1日、 1日、と 積 み重ねられる 人生、あるいは 人間の歴史 は、 明るい、 光の部 分と、 暗い、 闇の部 分があ っ て の、 人生、歴史なのです。「呼ぶ」は、神が光だけ で はな く、闇にも関 わられることを 示します。

                                小林洋一

 
 
 

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