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命ある限り、恵みと慈しみはいつも私を追う

  • 金子政彦
  • 2018年9月6日
  • 読了時間: 2分

イスラエル王国のダビデ王は名君として知られていますが、実際に王位に就くまでは波瀾万丈でした。

イスラエルの最初の王サウルは、周辺の民族との戦いで主なる神の命令に背き、神からの信頼を失います。ダビデは、神の命をうけたサムエルから見出され、サウルに仕えるようになります。その頃、イスラエルはペリシテ人との戦いを繰り返していました。ペリシテ最強の戦士のゴリアト(ゴリアテ)が、イスラエルを苦しめます。ダビデは、ゴリアトの挑発に対し、羊飼いの杖と石投げだけを持って出て行き、ゴリアトを倒します。ペリシテ軍はこれを見て総崩れになり、追撃したイスラエル軍は勝利します。

ダビデは出陣の度に勝利をおさめ、人々の人気を博すようになります。サウルはこれをねたみ、ダビデを憎むようになります。サウルはペリシテ軍の手によってダビデを亡き者にしようと、ダビデをたびたび戦場に送り込みますが、ダビデはことごとく勝利をおさめます。次に、サウルは家臣たちにダビデ殺害の命令を下しますが、ダビデを慕う者たちが、ダビデにこれを告げ、ダビデは窮地を逃れます。その後もサウルは幾度もダビデの命を狙いますが、すべて失敗します。ダビデは、サウルの手を逃れて、各地を転々とする生活を送ります。ダビデは、度々、サウルに敵意がないことを告げますが、サウルの気持ちは変わりません。その後、サウルは、ペリシテの軍勢の前に敗れ、息子たちと共に死にます。サウルと息子たちの死を聞いたダビデは、衣を引き裂いてこれを嘆いたといわれます。

ダビデは、神に導かれユダの地へ赴き、そこで油を注がれてユダの王となります。ユダの一族を率いたダビデは、サウルの息子イシュ・ボシェト率いるイスラエルの軍勢と戦い、それに打ち勝ちます。こうしてダビデは全イスラエルの王、指導者になり、エルサレムに進撃してそこを都とするのです。

ダビデが王位に就くまで、周辺の民族との戦いや初代サウル王との確執によって、ダビデには何度も何度も命の危険がありました。しかし、幾多の困難の中でも、ダビデは、主なる神の約束を忘れずに、主なる神が必ず守ってくださることを信じました。たとえ四方八方を塞がれて、途方に暮れるようなことがあったとしても、神の愛は変わることがない。人生の苦難を通して神が示された真実が、6節の『命のある限り 恵みと慈しみはいつもわたしを追う』ということばであり、詩編23編なのです。

                             金子政彦執事

 
 
 

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