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命の恵みを共に受け継ぐ者として

  • 金子政彦
  • 2018年10月15日
  • 読了時間: 2分

『同 じように、 夫 た ちよ、 妻 を自分よりも 弱いものだ とわきまえて生活を共にし、 命の恵みを共に受け継ぐ 者として尊敬しなさい。 そうすれ ば、あなたがたの祈 りが妨げられることはありま せん。』(Ⅰペトロ3:7) 新約聖書の 中に「ペトロ の手紙」という 巻がありま す。一と 二 に 分かれており、 公同書 簡 と呼ばれるもの の一つとして 知られます。この「ペトロ の手紙一」は 回覧されるのを前 提に書かれた手紙といわれます。こ の手紙 はキリ スト信仰者 の 小さないくつものグループ に 宛てられたもので、宛先 は小アジア(現在 のトルコ 地 域)に 住んでいる人々でした。当時、小アジア に 住 むキリ ス ト 教 徒は、激動 の状況下で生活し、様々 な 困 難 に遭遇していたといわれます。この手紙 は読者 を 助 言し、勇気づけ、慰めるために書かれた言葉です。 ペトロは、この手紙 の 中で、「神の恵み」について9 回 も言及しています。 それは、神の恵みに 生きること が、キリ スト者 の 生き方の 中心であることを示すため です。ペトロ が 言いたか ったことは、あなたが 強 い 信 仰心をも っ て頑張っ て 生きるというのではなく、神が 一方 的 に 与えてくださ ったこの「神の恵み」を 味わい、 その恵みを喜び、恵みの 中 を 生きることが、信仰生活 の 中心だということです。 Ⅰペトロ3章では、 妻 と 夫 に 対して、 そ れ ぞれに相 手 を尊ぶように 勧めています。また、 そ の関係性は、 夫婦間 だ けにとどまら ず、クリ スチャン同 士から敵対 する相 手 に 至るまで、対象 を拡げ て 勧められています。 それは、どんな相 手でも、相 手を「 命の恵みを共に受 け継ぐ者として」見ているからです。 激しい迫害 の最中に書き 留められたこの手紙から は、「神の愛」と「神の平 和」の 香りが 伝 わ ってきま す。神の恵みに 生きるということは、神と自分 の二者 関係から出 発して、自分 と他者との関係 に 拡 が ってい きます。現実の日常生活では、関係 の 取りにくい 人 も いるでし ょう。場合によ っては 傷つくことがあるかも しれま せん。しかし、 私 た ちには、「神の恵み」を 約 束する御言葉 が 与えられています。御言葉 を吟味する ことで、 私 た ちは祝福を受け継ぐ者として、 私 た ち の 生きる 道を見出していくのです。 『悪をも っ て 悪に報い ず、悪口をも っ て悪口に報い ず、 かえ って、祝福をも って報いなさい。あなたがたが 召 されたのは、祝福を受け継ぐためなのである。』

                       (Ⅰペトロ3:9)

                               金子政彦執事

 
 
 

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