従う
- 泉清隆
- 2019年5月17日
- 読了時間: 2分
インドネシア派遣されている野 口 日宇満宣教師の 書かれたものです。「わたしの後に従いたい 者は、 自分を 捨て、 自分の十字架 を背負って、わたしに従 いなさい。」(マル コによる福 音書8 章34節)から 「従おう、イエスさまに」(新 生 讃美歌619番) と日本 語 に 訳されている“I have decided to follow Jesus”という 讃美歌があります。 こ の 讃美歌がで きた背景には、次のような実話がありました。19 世紀前 半にイ ギリスのウェール ズ地方で大リバイバ ルが 起き、多くのイ ギリス人が世界各地に宣教師と して出て行きました。 そのう ちの一組の宣教師は、 インド北東部 のアッサム地方の首狩 り 族 へ 遣わされ ました。当然、そこでの宣教は困難 を 極めましたが、 彼らの 働きを 通して、ある一家族がイエス・キリス トを 救い主として受 け入れ、福 音の喜 び に 満たされ て村 中の人た ちに伝道を 始めました。 しかし、 彼らは 酋長から呼び出され、村人た ち の 真ん中 に 立たされ「イエスを拒否しな け れ ば、お前 の家族 の 命はない」と 脅されました。 その時に 彼 は、 ”I have deeided to follow Jesus.No turning back”(私 はイエスに従います。 引 き 返 す ことなく)と 答えま した。 そ の 答えの後、 彼の愛する 二人の 息子が 目 の 前で 殺されました。 酋長は、もう一度彼に同じ質問 をしました。 彼 は‘Thouth none go with me,I still follow.”(ただ一人であ っても、主に従う)と 答 え、 彼 の 妻 が 殺されました。 そしてもう一 度 同じ質問 を された時、 彼は、”The cross before me,the world behind me”(十字架を前に、 こ の 世を後 ろ に)と 答 え、 彼もまた 殺されました。 しかし、 その一 家 の 血 が 流された その場所で、 酋 長は 彼らが 命 を懸け て 証した主を受 け入れ、 その村 全体に福 音 が 広 が って行きました。 そしてインド の 曲 に これらの言 葉 を そのまま歌詞として 讃美歌とな り、 今では世界中で歌われています。 私 た ち が今こうして福 音 の 恵みに与っている 背 後 に、多くの 尊い宣教師の 働き、また 彼らを 送り出し た本 国の祈りがあ っ た ことを 覚えて、 私 た ちも喜 ん で こ の 身を献 げて主に従い行く 者になりたいと 願 い ます。
Though I may wonder, I still will follow;
どん な ことが起こっても、わたしはなおも従う
The world behind me, the cross before me;
世界はわたしの後にあり、十字架はわたしの前にあ る
Though none go with me, still I will follow;
だれも 私と行かなくても、わたしはなおも従う
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