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証し

  • K.A
  • 2019年8月31日
  • 読了時間: 3分

私は人生において、人にはそれぞれ向き合う課題 が与えられているように思います。私にとっては、 幼いころ家族が自死したこと、そのことで苦しむ残 された家族の姿を見ながら成長したことです。思春 期のあれこれ夢を抱く時期に、私を悩ませる大人た ちの存在に腹を立て、解決できないことにいつまで も振り回されている弱さを恨めしく思っていまし た。一方で、そのように考える自分は冷たい人間な のではないかという葛藤がありました。そして、嫌 でも家族の問題に向き合わなければならなかった時 に強く感じたのは、人の慰めの言葉の何と虚しい事 か、でした。優しい言葉に一旦は落ち着いたように 見えても、埋めることのできない悲しみから真に解 放されることはないのだという諦めの気持ちで、こ の状況から早く脱出することばかり考えていまし た。

私は40代になって初めて、聖書・主イエスと出 会いました。身近にクリスチャンが居ない環境にも 関わらず、聖書を読む機会が与えられたのは、見え ざる主の招きとしか表現できません。聖書を通して 主と対話をしていく中で、私の心の奥底に、人の弱 さが引き起こす騒動に対する恐怖心や怒りが残って いると気づきました。

自分はしっかりしなければと 無理やり踏ん張っていた頃の事、結局、そこから逃 げてきた様々な葛藤が思い出されました。

「あなたは私の魂に思いを寄せ、滅びの穴に陥らな いようにしてくださった。あなたはわたしの罪をす べて、あなたの後ろに投げ捨てて下さった。」 (イザヤ書38:17)

「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その 方によって、わたしたちが生きるようになるためで す。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されまし た。」 (Ⅰヨハネの手紙4:9)

私は、誰しも人生の分岐点があるように思います。 選択するのは自分ですが、私にとって神様の臨在を 知ったことは、神様からのギフト・一方的な恵みで した。誰の人生にも課題があり、予想し得ない厳し い局面に遭うこともあるでしょう。しかし、明けな い夜はないと信じ、主に在る希望に励まされて生き ていけますように。

「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハ ネによる福音書14:6)このみ言葉にあるように、 主が示して下さる“真の命”に至る道を歩んで行けま すようにと願っています。

最後に私が信仰者として悩みの中にあった時に、信 仰の先達の方から頂いたお葉書に記されていた『ライ ンホルト・二―バーの祈り』を紹介します。「神よ。変 えることのできるものについて、それを変えるだけの 勇気を我らに与えたまえ。変えることのできないもの については、それを受けいれるだけの冷静さを与えた まえ。そして、変えることのできるものと、変えるこ とのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」 真実なる神様のみ業に心より感謝いたします。 アーメン。

 
 
 

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