top of page
検索

「おじぎできなかった内村鑑三」 木村憲子

  • kogabaptist
  • 2024年2月10日
  • 読了時間: 3分

キリスト教が大切に思う「信教の自由を守る日」、暦

では2月11日は、建国記念の日として祝日になってい

る。まさに今日の日です。信教の自由など考えることが

出来ない時代があったひとつの実話を通して、内村鑑三

の話しを紹介します。

下記に記した内容は、『聖書はわが足の灯』を執筆さ

れた瀬戸毅義先生(元バプテスト連盟牧師、現在、筑紫

野南キリスト教会員)がお話しされた文章から編集し纏

めたものです。瀬戸先生のご協力に感謝します。

1891(明治24)年1月9日、東京の第一高等中学で教

育勅語奉読式があり、教授60名、学生1000名以上が

一高の倫理講堂に集まった。教授生徒は、5人ずつ壇上

に進み出て、勅語に記された明治天皇の署名(宸(し

ん)署(しょ))敬礼することを求められた。★その中に1

890年9月に嘱託職員となった内村鑑三(31歳)がい

た。式場の正面中央に明治天皇及び皇后の写真が掲

げられていた。前面卓上には明治天皇署名の教育勅語

が安置されていた。かたわらには一高校旗の護国旗が

あった。そのようなものものしい雰囲気の中で、内村は勅

語の最後にある明治天皇の署名に、礼拝的低頭を命じ

られた。★礼拝的低頭とは身体を45度曲げること。第3

番目に上った内村はちょっと頭を下げたが、深々とはしな

かった。★その理由は内村がアメリカ、アマースト大学

(Amherst College)で合理的な近代精神を学び、シ

ーリ(Julius Hawley Seelye)総長から贖罪信仰を学

んで帰国したことにあった。★それは一瞬の判断の結果

でした。頭の下げ方ひとつで日本中騒ぎとなった。★こ

れが「不敬事件」といわれるものでした。しかし内村鑑

三が払った代償は余りに大きかったのです。★在任わず

か5ヶ月で内村は依願退職となり肺炎に罹った。肺炎が

感染した妻は、3ヶ月の病床の後必死の看護にもかかわ

らず、23歳の若さで天に召された。内村は新聞で国賊、

不敬漢などと罵られた。さらに自宅への投石、恫喝(どう

かつ)等が相次ぎ命までも脅かされたのだった。★その

後数年困窮の中、放浪しながら数々の名著を世に出し、

キリスト教文筆家として再び世に立ったわけです。

★不敬事件から54年後の1945年に日本は敗戦した。19

48年6月19日、衆参両議院で教育勅語の排除と執行の決

議があった。★神は公平です。不敬事件後57年たって内村

鑑三の行為の正しさが証明されたのです。戦後の新しい日

本国憲法第20条には「いかなる宗教団体も国から特権を

受け、また政治上の権力を行使してはならない」とある。★

信教の自由がいかに重要なことか理解ができるのです。

私は内村鑑三の信仰はまさに真の神への礼拝だと思った。

信仰を貫くことの厳しさも伝わってきたが、神の愛を知るも

のに恐れはないと。

最後に(ヨハネの手紙一5:5)「誰が世に打ち勝つか。イ

エスが神の子であると信じるものではありませんか。」

 
 
 

最新記事

すべて表示
「神の国の支配」泉清隆

4月9日に GO TO MISSION の集会があります。 これはリバイバルミッションという宣教団体の企画です。 その働きの中に「とりなしの祈り」の部分を担当している 瀧元望SIRネットワーク代表が書かれたものを引用しま す。(引用許可を戴きました)...

 
 
 
「平和を造る人々」 泉清隆

マタイによる福音書5章9節は「平和を造る人々は、幸 いである」と訳されていますが、ギリシア語は「平和を造 る人々」が一つの単語になっています。 ハンス・ヴィンディッシュという方の「平和をもたらす者 たち …神の子ら 第七至福〔マタイ福音書5章9節〕の...

 
 
 
「祈る時」 泉清隆

春日原教会の原田賢牧師が紹介してくださったもの です。9.11同時多発テロの悲しみの中で広く知られるよ うになった詩、If tomorrow never comesにインスパ イア(触発)されて作られた曲で「The Time To」愛し...

 
 
 

Comments


Featured Posts
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
 古賀バプテスト教会

811-3111

古賀市花見南2丁目27-45

​Telephone / Fax : ​092-942-2614

              

HP:URL   http://kogabaptist.wix.com/kogabaptist  


HP内聖書:日本聖書協会 新共同訳使用 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation/(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987,1988

お問い合わせ

送信ありがとうございました

bottom of page