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「ガマ」は命を守る避難所? 木村憲子

2019年6月22~24日、沖縄学習ツアーで参加の最

も印象に残ったのは、沖縄戦の記憶が詰まっている

「ガマ」と呼ばれる自然壕の見学でした。★戦時中、

ガマは激しい攻撃から命を守るための避難場所とし

て使われていたそうです。★見学の中で、「糸数ア

ブチラガマ」は、沖縄本島南部にあるガマで、沖縄

戦中、現地住民の避難場所と指定され、日本軍の地

下陣地・倉庫として使用された。入口から長い階段

を下っていくと、閉塞感に包まれるような空間にた

どり着く。★戦時中に治療室や病棟、食料倉庫とし

て使われた。★私たちは手元の懐中電灯を消し、こ

の場所に身を置くことの恐ろしさを想像してみた。

一瞬でしたが、今自分が立っている所は、一筋の光

も射してこない真っ暗な場所、希望すら感じられな

い場所であることを認識した。★沖縄にある数々の

ガマは多くの人にとって有難い存在のはずでした

が、そこは人間の命が極限まで追い込まれる空間で

あり、命の尊厳とはかけ離れている場所であったこ

とを記憶しておかなければならないと思った。★『命

どぅ宝の日』を覚えて(世の光2022年6月)西南学院

雯宗教主事・東福岡協力牧師劉竹師(一部抜粋・

編集)★私自身もこの沖縄学習ツアーに参加したひ

とりです。ガマの印象は今でも忘れない戦争の惨た

らしさの記憶がよみがえる。真の命を守る避難所と

は、主ご自身が受けてくださる場所、それは主によ

って平和な心が与えられ希望となるところである。

「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平

和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与

えるのではない。」

(ヨハネによる福音書14章27ab

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