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「三バプテスト牧師主事研修会」                    泉清隆

先日の日本バプテスト連盟(JBC)、日本バプテスト同盟(JBU)、沖縄バプテスト連盟(OBC)のZOOMでの合同牧師主事研修会に参加しました。古賀バプテスト教会を始めJBC日本バプテスト連盟の教会は米国の南部バプテスト連盟から派遣されて参りました宣教師により始められた教会がほとんどです。そして、JBU日本バプテスト同盟の教会は米国北部バプテスト連盟(アメリカンバプテスト)からの宣教師による教会が多いです。そしてその両者が共に宣教したのがOBC沖縄バプテスト連盟でした。過去、この三バプテストの牧師主事研修会に三回参加しましたが、二回は沖縄で行われました。その二回目は沖縄で開催予定のところ、東日本大震災が発生し、延期されての開催でした。今回は西南学院での開催予定でしたが、新型コロナの流行のためウェブ開催となりました。私はかつてJBCの教役者会の事務をしておりましたので、準備の段階からJBU、OBCの教役者の方々と関わることができて感謝でした。121名の参加でした。最初に主題講演が「ポストコロナ時代の教会形成と福音宣教」と題してJBC宣教研究所の朴思郁(パクサウク)所長からありました。コロナ危機は環境災害であるとし、教会は社会的責任がある。先の環境破壊は人間の貪欲、利己心、人間中心の救いだけを説いているところにあるとします。個人の救済中心のクリスチャンの人口比率と社会変化が有意味な相関関係をもたらす例として、クリスチャンの人口比率が71%を占めるアフリカのある国が国別腐敗指数では75位であること、隣の国である韓国の場合も、クリスチャンの人口増加が社会をより神の国のような状態に進展させるどころか、信頼度を失いつつあることは、この世のニーズから目をそらしている、「教会の公共性の不在」という問題を抱えている神の国の理解と関連していると言わざるを得ないというショッキングな話がありました。そのような中で「神の宣教」(Missio Dei)という宣教の考え方が大事であることがいわれました。神が先立ち宣教をしておられる、教会が、私たちが何をするかではなく、教会は、私たちは何者なのか、神の宣教の働きに参与する者という理解が大事なのだと思いました。

研修会では各バプテストの報告がありましたが、JBUからは24名参加されていましたが、その内5人の方々がミャンマーの方でした。JBUの教会数は68教会・伝道所で日本人の会員が約二千人にミャンマーの方が七百人ほど会員になっているそうです。ご承知のようにミャンマーは軍事政権が支配しています。9月末で1146人の死者と8548人の逮捕者がでて拷問を受けている。火災の消火活動をしていた牧師が逮捕された。軍隊は力と恐怖で住民を支配している。人々は泣きながら叫んで祈っている。国民の90%は軍に対してボイコットしている状態であると報告されました。この他の課題を覚えつつ参加者全員で「交唱…感謝 三バプテストの祈り」を捧げました。

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