「古賀バプテスト教会の始まり」 泉清隆
キリスト教には3つのお祝いがあります。一つは、
世界中の人たちがお祝いしている、私たちの救い主
イエス・キリストの誕生です。
1971年、アポロ15号のジェームス・アーウィン
宇宙飛行士は月面に着陸し月面を歩き、世界の人た
ちを驚かせました。それならば、神がイエス・キリ
ストという人になってこの地球の上を歩いてくださ
ったことは、もっと素晴らしく驚くべきことです。
神が人となってこの地上を歩まれたのですから。そ
の始まりが「クリスマス」です。
そして、そのイエス・キリストは、地上で苦しむ
者たちと共に歩み、病人をいやし、神の救いを言葉
と行動で示されました。しかし、反発する人たちに
よって十字架につけられ殺されました。しかし、そ
れが最後ではなく三日目によみがえられました。イ
エス・キリストは復活されたのです。それが「イー
スター」で二つめのお祝いです。イエス・キリスト
を「知らない」と言って裏切り見捨て絶望していた
弟子たちもとても勇気つけられました。
そして三つめは、今日お祝いしています「ペンテ
コステ」です。イエス・キリストはご自分が復活さ
れたとき、弟子たちに「前にわたしから聞いた、父
の約束されたものを待ちなさい。あなたがたの上に
聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。...また、
地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(使徒
言行録1章)と話され天に上げられました。その約
束とおり五旬節・五旬祭(ペンテコステの日)の日、
集まって祈っていた信徒たちの上に、神からの聖霊
が降ったのです。ペンテコステとは50日目という
ギリシア語から来たことばで、約束されてから50
日目だったことを意味します。ペンテコステ=聖霊
降臨(せいれいこうりん)ともいいます。
その聖霊なる神の力を受け弟子たちが語ると多く
の人たちがイエス・キリストを救い主と信じまし
た。「教会の誕生」です。ですから、ペンテコステ
は教会の誕生日とも言われます。そこから「地の果
てに至るまで...」と、全世界にキリストの教会が誕
生していきました。そして、長い時間を経てこの「古
賀バプテスト教会」も誕生しました。
1947年5月にギャロット・ドージャー・モアヘッド
・ヘイズ宣教師、吉原末治牧師らが、生きて働かれる
聖霊なる神に励まされて押し出されて、古賀町花見の
国立福岡療養所慰問伝道が開始されました。具体的に
は西南学院教会姪浜伝道所からの派遣でした。そして1
948年1月に福岡療養所(現在の国立病院機構福岡東医
療センター)において伝道所が開設されたのです。その
療養所に加茂満州雄さん(塩見玲子さんのお父様)が入
所されていました。1950年12月9日 「日本バプテス
ト光ヶ丘教会」として教会が組織され会員12名で教
会が始まって...今日があります。
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