「聖書の中の数字」 泉清隆
聖書の中にも数字が出て参ります。その数字に意味があるものがあります。
「1」は、唯一の神を指します。
「3」は、三位一体の神、神を表しています。イエスは荒れ野で3回誘惑を受けられました。また、十字架で亡くなられた後、3日目に復活されました。「4」は、神が造られた全世界を表す数とされています。東西南北の四方です。4福音書は世界の四方に福音を伝える救いのシンボルだそうです。
「6」は、完成を意味する「7」に1つ足りない不完全を表します。
「7」は、聖書の中でも完成、完全を意味しています。3は神、4は地上で、神とこの世界を合わせた7が完成ということです。7日目に神は天地創造を完成されて第7の日を祝福されました。ヨハネの黙示録には、7つの教会、7つの印章、7つの天使、7つのトランペット、7つの黄金の鉢、7つの星、7つの丘などがあります。マタイによる福音書18章22節で、ペトロがイエスに「何回赦すべきでしょうか、7回まででしょうか」と尋ねた時、イエスは「7の70倍までも赦しなさい」と答えられました。「完全」かつ「完全」な赦しを表しています。
「8」は、新しいスタートを意味します。洪水によって人類を滅ぼした神はノアを含む8人だけを助けて新しい人類を始めました。
「12」は重要な数です。ヤコブの12人の息子がイスラエル12部族となりました。毎月神殿に奉仕する祭司は12グループに分けられていました。イエス・キリストの弟子は12使徒です。ヨハネの黙示録には新しいイスラエルを12の数で表しています。
「40」は、聖書の中では一世代を表して、苦難、試練期間を表すとも言われています。出エジプトの後の約40年間放浪しました。40年間は1つの世代が交代する期間のようですノアの洪水は40日間続き、モーセは40日間シナイ山上に留まり、イエス・キリストの荒れ野での断食は40日間でした。
「318」先日の3バプテストの研修会で沖縄バプテスト連盟に「アロン318コミュニティーチャーチ」という教会の野原愛牧師が閉会礼拝でメッセージをされましたが、この318は創世記14章のアブラハムに訓練を受けた318人を意味しているとのことです。
今日の宣教は「1000」年がテーマになっていますが、私たちにとっては長い時間ですが、詩編90編4節には「千年といえども御目には 昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません。」と書かれてあり、神のスケールの大きさが書かれてあります。私はこれは信仰の視点であると思います。現実の目の前の事は大事な緊急の課題であるでしょうが、神のスケール(物差し)から見る信仰を生き方を学びたいと思いました。
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