神学校週間を覚えて「学ぶってたのしい!」 金子政彦
<九州バプテスト神学校とは?>
九州バプテスト神学校は、「働きながら学ぶ」伝
道者養成の夜間神学校です。1988年10月、鳥飼教会
教育館を教室として開校しました。開校当初から「ビ
デオによる通信教育」が行われ、2004年4月には、
神学校として全国で初めてインターネット動画によ
る授業の配信が開始されました。2013年より福岡市
天神の「大名クロスガーデン」を中心に授業が行わ
れるようになり、現在は、通学(対面授業)と通信授
業を選ぶことができます。
<九州バプテスト神学校の目的>
開校以前、「働きながら学べる夜間の神学講座を
開講して欲しい」と願う人々の祈りがありました。
九州バプテスト神学校の開校によって、さまざまな
事情で神学教育の恩恵に浴す機会に恵まれなかった
人々にも学びの機会が備えられ、全国の諸教会・伝
道所から献身者が起こされました。「献身者の裾野
を広げて日本の宣教の前進を」と祈る人々に支えら
れて、今日まで歩み続けられています。
<2023年度の学び>
私は2016年度から、聴講という形で授業を受けて
います。聴講生になると、開講しているすべての授
業の中から、自分で選んで学ぶことができます。学
ぶ時間や分量を自分で調節することができ、テーマ
も自分自身に今、必要なことを踏まえて選ぶことが
できますので、無理なく、主体的に、楽しく学習す
ることができます。神学校で学ぶことで、偏りがち
だった聖書の読み方に広がりが与えられ、毎回、新
鮮な発見があります。2023年度は、松見俊先生の「説
教学」を一年を通して学んでいます。『人間の心は
自分の道を計画します。主が一歩一歩を備えてくだ
さいます。』(箴言16:9)
<分かち合う喜び>
講師の先生方は、通信教育であることの特性をよ
く理解しておられ、双方向の対話を心がけておられ
ます。折々に適切な課題が出され、その応答が授業
の中で行われることで、通信教育であっても、授業
に参加している感覚があります。
例えば「信仰」、「救い」、「永遠の命」など、クリス
チャンが普段、よく見聞きしていることばの、その本
質的な意味や歴史的背景、聖書全体がいわんとするイ
メージなど、私が本当に「知りたいこと」を、講師の
先生や共に学んでいる受講生の皆さんと一緒に、授業
を通して考え、学ぶことができます。そこで得られた
果実を、教会学校をはじめとした様々な場面で、教会
の皆さんと分かち合うことができることもうれしいこ
とです。
(九州バプテスト神学校 聴講生 金子政彦)
Comments