「東日本大震災」 金子まきこ
3・11に関する文章を、との依頼に「はて、何 を書いたら良いのか…。」と自問自答。 「阪神・淡路大震災から30年。当時の記憶、薄 れゆく」と言われていますが、東日本大震災からも 14年。現地で体験したとはいえ、それなりのスト レスもあり(家や家族を失った方々の痛みとは到底、...
「善き力」 泉清隆
ディートリヒ・ボンヘッファー(Dietrich Bonhoeffer 1906-1945)のVon guten Mächten「善き力」とい う歌(新生賛美歌73)はボンヘッファーが1944年12月 19日にナチスの強制収容所から婚約者と親類たちに書...
「助けて」 泉清隆
1月8日の朝日新聞「天声人語」に「ああ、困ったな あ、と思ったとき、あなたは『助けて』と誰かに言えるだろ うか。一人ではもう、どうしようもない、と感じたとき、『手 伝って』と声に出せるだろうか。そんな何かを頼む力を表 す『受援力』という言葉がある。『私も、弱みを見せるこ...
「朝がくると」 金子政彦
1. 朝がくると 詩人まどみちおの詩に『朝がくると』という作品がある。 「朝がくると/とび起きて/ぼくが作ったのでもない/水 道で/顔をあらうと/…」 誰かが作った物に支えられている日常を描いている。 食べ物、道路、学校などと詩は続く。...
「信教の自由を守る日」に関連して 金子純雄
今月11日(火)は一般の暦では国民の祝日の一つ 「建国記念の日」ということになっていますが、それが、天 皇を神として崇めた戦前回帰の思想や意図を背景に制 定されたことは確かです。戦前、この日は「紀元節」と呼 ばれ毎年、国を挙げて盛大な祝賀式が行われていまし...
「教会の社会的責任」 泉清隆
金子敬前任牧師から戴いた「教会と宗教法人の法 律」という本の第11章「宗教法人の社会的責任」という 項目を参考にしながら書きました。 古賀バプテスト教会は宗教法人ですので社会に対し ても責任があります。最初に「インフォームド・コンセント」...
「信仰の危機」 泉清隆
米国のニュース雑誌「TIME」に2007年8月23日に Mother Teresa's Crisis of Faith「マザーテレサの 信仰の危機」という記事が掲載されました。それを2018 年11月に古賀教会の客員会員でした加藤孝二さんが...
《忘れないと他行》 内山賢次
普段の生活で初めて聞く言葉がある。新聞社の制作 部門の会話「ラテ面の下に広告をいれよう」はラジオテ レビ欄の下方に広告を掲載しようと言う意味だ。業界用 語は略語でありその世界で即座に意思が伝わる単語は 便利かもしれないが、初めてその言葉に接するものには...
「人を変える方」 泉清隆
元・暴力団の人の話です。彼は、ヤミ金からお金を借 りていた人の家に取り立てに行った。その人は勤めてい た会社が倒産し妻が子どもを置いて出て行き小学3年 の男の子と二人で暮らしていた。暴力団の彼が「ボラン ティアで貸しているんじゃない。詫びはいいから、金を返...
「シメオンとアンナ」 泉清隆
ルカによる福音書2章22節以下もクリスマスの物 語、主の誕生の物語のひとつと言ってよいと思いま すが、実際にクリスマスの時に読まれることはあま りありません。ルカによる福音書2章1節から20節 までの輝くような天使と羊飼いの物語が、クリスマ...