イエスさまからのメッセージ 金子政彦
1.『俺はまだ死んでないぜ 未来はまだ輝いてるぜ 君はまだ俺を好きか…』 真心ブラザーズ『明日はどっちだ!』は、2001年4月 に発表された彼らの21枚目のシングル曲である。私が この曲を初めて聴いたとき、困難の中にあっても希望を あきらめない、応援ソング・ラブソングかと思った。今、人 生の行き詰まりを体験している私の心に響いた歌詞で あったが、何かそれだけではないものを直観的に感じ、C Dを買い求めた。この曲は、私がランニングするときの愛 聴曲である。 2.『…やること全部裏目に出た それも分かってる 命がゆっくり潰されていくんだ 俺の心も体もズタズ タのボロキレだ…』 考えても仕方のないことを頭の中で繰り返し考えてし まったり、ぐっすり眠れなくなったり、就寝中汗だくになっ たり、不安にさいなまれたりすることがある。心の弱った 私が、人生の行き詰まりをストレートに表現した歌詞に、 ただ共感しただけなのか?自分の想いを代弁してくれる 詩は、めずらしくはない。しかし、私が求めていることば は、今、絶望的な私の認識(認知のゆがみ)を、ひっくり返...
「洗礼を思いたつ心の起こるとき…」 泉清隆
美野島司牧センターニュースから、 以前マルセル神父から「念仏はなぜ称えるのです か?」と聞かれたことがあります。 私は「念仏申さんとおもいたつこころのおこるとき、す なわち摂取不捨(せっしゅふしゃ)(おさめ取って捨てな い)の利益にあずけしめたまうなり」親鸞聖人の言葉を 紹介し、「称えて救われるのではなく、すでに救われてい る事に目覚めたとき自然に出てくるのが念仏なんです よ。」そんな事を言ったと思います。 マルセル神父はご自身の教誨師の経験をお話しくだ さいました。出会われた死刑囚の方が獄中でキリスト教 に目覚められマルセル神父から洗礼を受けることを希望 されたそうです。しかし洗礼前に刑が執行されてしまい、 それが叶うことはありませんでした。マルセル神父は「洗 礼を受けようと思った時、すでに洗礼は終わっているん です。」そう言われました。洗礼や念仏は救いの条件で はなく、すでに至り届いていた救いの結果である。何か 深いものが共有された気がしました。仏教では「切り口 の違いで決めつけることをしてはいけない。」と言います。 マルセル神父が帰国される
「多様性を認め合う」 泉清隆
2025年度の西南学院大学神学部の「道」に掲載さ れていたものに教えられましたので須藤伊知郎さん の許可を得て掲載します。 「キリストの中へとすっかり沈められたあなた方は 皆、キリスト〔の中に入ってそれ〕を着たのである。 その中にはユダヤ人もギリシア人もない。その中に は奴隷も自由人もない。その中には雄と雌はない。 というのはあなた方は皆、キリスト・イエス〔の中〕 において一人だからである。」(ガラテヤ書3章27~2 8節)この言葉はバプテスマの際に唱えられた定式 で、男女が平等に活動していた原始キリスト教最初 期の宣教運動から生まれました。その男女が平等な 宣教活動は元を辿ればイエスの宣教、彼の周りに集 められた平等な弟子集団が行なった伝道活動に促さ れたものと思われます。彼ら/彼女らがその平等性 を言葉にする時に創世記1章27節の言葉づかいと神 話的な表象が用いられました。 創世記1:27は、神は人格的な関係性そのもので ある、人はその人格的な応答関係に生きるべく創造 されたのだという宣言です。「そして神は人を彼の 像に神の像(かたち)に彼を
「神が歴史を拓く」 内山賢次
今年の2月に泉清隆牧師は健康上の事由で牧師辞 任の意向を示されました。辞任の表明の意思は固く 揺るぐことはありませんでした。ご自身の声が聞こ えにくく無牧師教会にならないように祈りの積極提 案でした。2月から3月の合同役員会と3月・4月信徒 会と合同教会学校で9年前の金子敬牧師の辞任の経 緯を資料で振りかえり、金子純雄さんから招聘に関 する学びなどを通じて、この申し出に深い理解を抱 き4月の定期総会で牧師招聘委員会の設置に至りま した。現役員5名と金子政彦さんと内山賢次が委員 の委託を頂き、内山が委員長に選出されました。☆ 11月まで15回の委員会の開催後は信徒会でアンケー ト結果、招聘と召命、身分と職分、教会のビジョン、 教会の軸はMS・信仰告白など教会員の主体性と自覚 的信仰への覚醒の時となり教会形成の契機でした。 何よりも教会員一人ひとりの祈りの結集を感じ、神 が真ん中に存在され続けておられることを確信しま した。☆10月、金子政彦さんと内山は松藤さんに委 員会は松藤真理奈さんを招聘する旨を丁寧にお話を し、11月2日に内諾を頂き6日の委員
「総会を前にして」 泉清隆
教会総会の2024年度の報告にも記しましたが、 「教会のガバナンスの欠如」という、内容は総会 が開かれていない教会があり、更には主日礼拝も 困難になっているとの報告が連盟総会資料に書か れてありました。結果は教会の集会休止、閉鎖と いうものです。しかしそのような中にも三つの教 会、伝道所が一つの教会として再出発した新潟主 の港教会、また福井教会のように、一人の礼拝者 の礼拝となっても、連盟の協力伝道の支援で教会 の復興がなされた事例もあります。 先日の連盟地域協働委員と理事陪席での福岡地 方連合の総務委員会では、バプテスト教会は教会 の主体性を大切にして、教会自体が祈りつつ話し 合いで事柄を決めていくのですから、無牧師の教 会は伴走という形で支援する事を話し合いまし た。 古賀バプテスト教会は5代目の小脇勇牧師辞任 後は、福岡地方連合、日本バプテスト連盟、九州 バプテスト神学校の支援を受けて、宣教者の派遣 などを受けて、礼拝と諸集会が続けられて、日本 バプテスト連盟から年金受給牧師として派遣され た形で第6代目の金子敬牧師を招聘しました。...
世界バプテスト祈祷週間の祈り 2025年11月30日~ 2025年12月7日
11/30(日)マタイ28・19~20 世界バプテスト祈祷週間のために 「世界バプテスト祈祷週間」への祈りと働きが全国諸教 会・伝道所において祝されますように。ともに神の平和の 実現を願い、希望を持って歩む群れとされますよう祈りま す。 12/1(月)使徒言行録1・8 日本バプテスト連盟から国外に派遣されている働き人 をおぼえて ①インドネシアの野口日宇満宣教師の働 きを覚えて祈ります。ご家族の健康が守られますように。 (去る10月4日に療養中の野口佳奈宣教師が召天され ました。) 12/2(火)Ⅱコリント5・18~20 日本バプテスト連盟から国外に派遣されている働き人 を覚えて ②ルワンダの佐々木和之国際ミッションボラ ンティア(lMV)の働きとその健康が支えられますように。 主の和解の福音に仕えるその働きが遣わされた地にお いて実りとなり、ますます主の必要とされる働きとなること を祈って。 12/3(水)ルカ10・25~37 日本バプテスト連盟の国内伝道の働きのために 国内の協力伝道の働きがさらに豊かに導かれますよ うに。とくに「全国支援・地
「限りある生命」 という祈りの言葉泉清隆
「生命の源である神さま、地上の生命には限りが あることを知りながらも私たちはその現実をしっか りと見つめることができない時があります。そして 私たちも詩人のように、「昼も夜も、私は涙を食物 とする」(詩編42編4節)と嘆き「あなたの神はど こにいるのか」と自分の心に問いかけてしまいます。 今与えられているこの生命、委ねられている一日一 日、今まで受けてきた神さまからの多くの恵みと愛、 私たちを支えてくださっている多くの人々の暖かさ や友情を感謝する心よりも死が私たちをそれらから 引き離すことに恐れを抱いてしまいます。 生命の主である神さま、時には生命は自分のもの であり、その生命をどう生きようと勝手だといった 傲慢な気持ちになったこともありました。自分の思 うようにならず身体が意のままにならず、愛する人 々すら心の不満やいらだちを理解してくれないと嘆 いたこともありました。ふり返ってみると本当に恥 ずかしく思います。あなたを信頼しているつもりだ ったのに、自ら神さまの愛から離れてしまいがちで した。 どうか私の心の奥底にまでもう一度声をかけてく.
「証し」 T.H
私は幼い頃から祖父母の家で、お経を唱えたり、いろ んな所で手を合わせてお祈りをしていました。しかしある 時「何に祈っているのだろう」と疑問と迷いが生じてきま した。それでも祈る気持ちは変わらず手を合わせていま した。聖書を見たこともなかった私が真(まこと)の神を知 るきっかけは友人Kさんの言葉でした。「私はいつ死んで もいい、この世に未練はないから早く天国に行きたい」 「クリスチャンは信じる神様がいるから安心して天国に行 くの」。私はKさんには信じる神がいてその存在を感じて いることに衝撃を受けました。私はKさんの信じる神様の ことを知りたくて教会に行ってみようと思いました。 「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうす れば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。」 マタイによる福音書7章7節 当時、夫は大問題をかかえており、家庭崩壊しそうで 精神的に追いつめられていた私は必死で御言葉に救い を求めていました。そんな矢先、東京の大学に通う息子 に悪性腫瘍ができ、すでに肺に転移していました。癌= 死の恐れは神にすがって祈るしかあ
映画「教えられなかった戦争」 泉清隆
10月30日に映画「教えられなかった戦争・沖縄編~ 阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)・伊江島のたたかい」を見ま した。戦後の1955年から沖縄・伊江島では米軍が銃剣 とブルドーザーで住民の土地を強制的に接収し始めま した。住民運動のリーダーであった阿波根昌鴻さんはク リスチャンで、ガンジーの非暴力思想に強い影響を受 け、非暴力抵抗運動を展開しました。その思想と生涯を 描く記録映画でした。 それぞれの映画のシーンは①沖縄の歴史(琉球王朝 時代~島津藩の支配~明治政府による支配~琉球処 分)②宮古人頭税撤廃闘争/本部杣山事件/謝花昇 と沖縄自由民権運動/本部徴兵拒否運動③阿波根昌 鴻さんの生い立ち(キリスト教の洗礼/南米移民・資本 主義の根本矛盾に気付く)④西田天香・一燈園を訪ね る(生産手段の共有と平等な富の分離の実践を知る) ⑤静岡の興農学園に学ぶ(デンマーク式農民学報散の 建設・運営を一生の仕事と決める)/後輩渡辺進さん の話⑥伊江島でデンマーク式農民学校建設⑦沖縄戦、 スパイ容疑で連行される/投降/[神国日本・鬼畜米 英」思想の逆転⑧デンマー
「聖書に聞くバプテスト」 泉清隆
「いま、バプテストを生きる…バプテストの教会形成の 課題を共に考える」から教えられた事を書き記します。最 初、英国の教会は教会と国家が一体化して、人は生まれ ると幼児洗礼を受けて教会に登録されるものでした。し かしバプテストは自覚的信仰者の集まりを主張し、それ は社会秩序を乱す者として、国外追放の迫害を受けまし た。それはラテン語の聖書だけだったのが英訳されて、み んなが聖書を読むことができて、初代教会の姿にならっ て教会を立てあげようとしたからです。聖書教育10月号 にも片山寛さんが「バプテスト教会の根源は聖書にあり ます」と書いております。その中で「信仰者のバプテス マ」他、根拠は聖書から導き出されたものでした。 自覚的信仰告白ということで、個人の主体性と自由に 基づく信仰を主張したのですが、一方、現実に教会を形 作っていこうとした時に直面したのが、教会員の子ども たちをどのように扱うかと言うことでした。幼児洗礼を授 ける教会は原罪を赦すための恵みの手段としてサクラメ ントsacrament(秘蹟)を考えています。バプテストはバ...

