「1944年(昭和19年)、神戸へ。そして、戦死した2人の兄」 草場久子
私は1935年(昭和10年)11月1日に誕生しました。 来年90歳になります。5歳の時、父が病気で亡くな り、母も病気の身でした。太平洋戦争が始まって4 年目の1941年(昭和19年)3月、小学2年生の私は、 母の親戚が暮らす神戸の家に行くことになりまし...
「信徒宣教者の会について」 金子政彦
1.信徒宣教について 古賀バプテスト教会では、2017年4月の泉清隆牧師 着任以前から信徒宣教に取り組んでいます。私たち が加盟する日本バプテスト連盟は、信仰宣言の中で 「信仰の中心はイエス・キリストであること」、「信 仰の基盤(信仰の唯一の規範)は聖書であること」、...
《平和の砦の小石として》 内山賢次
戦争は人を殺し文化を破壊します。戦争は人間が 起こします。敗戦から79年後の現在まで、310万人 の犠牲者の上に平和が存立しています。「戦争は人 の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に 平和の砦を築かなければならない。(ユネスコ憲章...
「シャローム」 内山賢次
「こんにちは、お世話になります、おつかれさまで す、ごくろうさまです」とメールの冒頭の書き出し はどのように対処していますか。ごくろうさまは上 から目線、同僚あるいは目上の者には“おつかれさ まです”が一般的マナーのようです。カトリック系...
「神学校週間アピール 」 長妻克彦
私は西南学院大学でキリスト教のことを多少学ぶこ とができ、「若い日に汝の創り主を覚えよ」、「西南 よ、キリストに忠実なれ」という標語を若き日に胸 に覚えました。古賀教会に導かれてから、まさに「パ ウロが植えて、アポロが水を注ぐ」というように、...
「イエス・キリストは笑ったのか」 泉清隆
東ブロックの教会の皆さんと子ども集会を計画し ている中で、毎回順番で聖書のメッセージを参加者 が語っています。前回Fさんのメッセージから教え られました。 イエス・キリストは「涙された(ヨハネによる福 音書11章35節)」「怒られた(ヨハネによる福音...
『敵』を愛しなさい:ガザの平和を覚えて祈る 濱野道雄
2018年度、一年間イスラエル・パレスチナで研究 の時を過ごしました。イエスの生きた場所で一年間 暮らして思うことがあります。イエスの言葉は2000 年前と変わらず、今も生きた神の言葉として私たち に語り掛けているということです。もしイエスが今...
「初夏のキリスト教の集いと講演会を前にして」 青山絹代
昨年の12月3日と10日の週報「土の器」に、泉牧 師が濱野先生の研究論文を引用して寄稿されまし た。その中に「『エルサレムでともに祈り会』では、 ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の教役者が集ま り、同じ聖書の箇所から、3つのメッセージを聞き...
「目の中の丸太」 金子政彦
「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにす るためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁 かれ、自分の量る秤で量り与えられる。あなたは、 兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目 の中の丸太に気づかないのか。兄弟に向かって、『あ...
「葦」 松藤真理奈
◎葦(アシ)の名前の由来はおもしろい。 ある時、葦は葦(アシ)というと「悪し」に通ずる 葦(ヨシ)にしようと言い換えられた。平安時代ま では確かに葦(アシ)と呼ばれていたのに。 調べてみると8世紀ごろに出された勅令、人名や 土地の名前に縁起の良い漢字2字を用いる「好字二...