「家」とは何でしょうか マタイによる福音書12章46~50節
「家とは何か?」と改めて問われますと、考え込んでしまいます。建物に関心を寄せる人もあるでしょうし、そこに住む人々を想い描く方もあるでしょう。「家」とは、ウ冠が屋根つきの建物、豕(いのこ)が猪や豚を表すので、「豚を飼う建物」に起源があるそうですから、「生計を同じくする人たちを...
キリストの愛に結ばれて ヨハネの手紙一 4章7~12節
一人では淋しく、二人でいると心地好く、三人になると争いが生じる、という経験をしたことはないでしょうか。人は一人では生きられませんが、多くの人の中でも生きることも難しいものです。人の集るところには上下関係が生まれ、主張が異なれば仲間割れが起きます。確かに様々な価値観を持った人...
平和とは何でしょうか? ルカによる福音書 24章36~49節
オバマ大統領が国賓として招かれ最大級の「おもてなし」がなされたそうです。両国にはお互いの国益を求めて駆け引きがあり、しかも、この出合いを注視する韓国、中国、ロシアなど、利害を異にする周辺諸国もあって、「おもてなし」に当る人々の労苦が偲ばれます。...
復活から生と死を読み解く ルカによる福音書 24章28~35節
歴史をひもとくというとき、私たちは古代から始めて現代へとたぐり寄せる作業をしているようです。わたしも日本の歴史は縄文・弥生時代から始まって江戸・明治・大正・昭和へと進む方向で学んだ記憶があります。しかしながら、本当は現代から始めて過去へと遡る方が、なぜ今この時代があるのかを...


「救いの完成のために」 マタイ26:47~56
イエスは早くからご自分の歩まれるべき道について、弟子たちに語っておられました。「このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた」-マタイ16:...


共に喜ぶ教会 エフェソの信徒への手紙 4章16~24節
新しい年度が始まり、年間標語と聖句が掲げられました。「新しい」という言葉には常に「喜び」が伴っているようです。私たちの教会は今日86歳を迎えた内田敏子さんから、来週9歳になる金子和(のどか)さんまで、46名の現在会員(教会活動を担っているクリスチャン)がおられます。ちなみに...