「解放の年となりますように」 泉清隆
聖書には7の生活リズムがあります。一週間7日 毎の安息日に加えて、7ヶ月目の贖罪の日、そして 7年毎の安息日があります。旧約聖書の人々は、6 年間農耕し、7年目には完全に休耕するように命じ られました。その休耕の年が安息年です。この年は...
二人の赤ちゃん 泉清隆
1994年、二人のアメリカ人のボランティアが、 ロシアの教育省からの要請で、複数の学校や施設で、 聖書に基づいた倫理道徳を教えることになった。訪 問先には、親がいないか、虐待されていた子どもが 百人いる施設もあった。クリスマスの少し前に、ボ...
賢者の贈り物 金子純雄
クリスマスを迎えるたびに、私はユーモアとペーソスに満ちた短編小説家として知られる オー・ヘンリー(O.Henry)の上記の作品を思い起こします。 クリスマスを前に、貧しいけれども深く愛し合っている夫婦がそれぞれにクリスマス・プレゼントをと考えます。妻は長く美しい髪が自慢でし...
信仰告白
いきなりですが、わたしは自分が嫌いです。昔からずっと嫌いで す。役立たずで、いるだけで人に迷惑をかける。何か話すと、周り の人を困らせる。ちっとも賢くもない。でも、そんな私を少しだけ 変えてくれたのが「手話」でした。私は手話で聞こえない方と聖書...
「喜びを分かち合う関係」青木麻里子(福岡女学院チャプレン)
天使による受胎告知を受けたマリアは、すぐに天 使が伝えた親戚のエリサベトの住むユダの町を訪れ ます。おそらく不安でいっぱいだったマリアが、ど うか本当にエリサベトが妊娠していますようにと心 から願っていたと想像することは不思議ではありま...
「幸い」と「幸せ」 金子政彦
金子政彦 「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」 (マタイによる福音書5:4 新共同訳) 「悲しむ人々は幸いである」とイエスさまはいわれます。私たちは普通、「悲しむ人々は不幸である」といわれるなら実感がわきますが、「幸いだ」といわれると「本当にそうかな?」と...
「いのちを豊かに生きる」 柏木哲夫氏の講演より
「人は生きて来たように死んでいく」ということです。ホスピスの患者さんでまわりに感謝して生きてきた人は、我々に感謝をしながら亡くなる。不平ばかり言って生きてきた人は、我々スタッフに不平を言いながら亡くなっていくのです。ちょっと変な表現ですが、べ夕べタ生きてきた人は、べ夕べタ亡...
「聖書の中の数字」 泉清隆
聖書の中にも数字が出て参ります。その数字に意味があるものがあります。 「1」は、唯一の神を指します。 「3」は、三位一体の神、神を表しています。イエスは荒れ野で3回誘惑を受けられました。また、十字架で亡くなられた後、3日目に復活されました。「4」は、神が造られた全世界を表す...
「三バプテスト牧師主事研修会」 泉清隆
先日の日本バプテスト連盟(JBC)、日本バプテスト同盟(JBU)、沖縄バプテスト連盟(OBC)のZOOMでの合同牧師主事研修会に参加しました。古賀バプテスト教会を始めJBC日本バプテスト連盟の教会は米国の南部バプテスト連盟から派遣されて参りました宣教師により始められた教会が...
最高のたとえ 木村憲子
聖書には、麦に関するみ言葉がいくつもでてきま す。パレスチナでは古代から栽培されていた麦が食 事に欠かせない主食の穀物《パン》でした。人が生 きるに必要な命の糧です。しかし、イエスさまは「人 はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る...