「絶望から希望へ」 泉清隆
熊谷晋一郎(くまがやしんいちろう)さんは1977年に山口県生まれ、新生児仮死の後遺症で脳性まひに罹患し、以後車いす生活で小中高と普通学校で統合教育を経験し、大学在学中は全国障害学生支援センターのスタッフとして、他の障害者とともに高等教育支援活動をおこなう。東京大学医学部卒業...
「和解の子」 泉清隆
今から60年ほど前、カナダのドン.リチャードソンとキャロル.リチャードソン宣教師がパプアニューギニアのイリアンジャワというところのサウイ族の村の人々に、キリストの福音を伝えたのですが、全く通じませんでした。しかしイエス・キリストを裏切ったイスカリオテ・ユダの話をした時、彼ら...
「愚かなふるまいにもどらないように」 泉清隆
今月の招詞に選んでいます詩編85編9節後半です。さて、プロスペクト(Prospect)には日本語で「予想、見通し、期待、展望」先を見据えるといった意味があります。そしてプロスペクト理論とは行動経済学における現実的な理論で1979年に米国のダニエル・カールマンとエイモス・トベ...
長崎に流れる殉教者たちの系譜 金子純雄
先々週、長崎在住の知人から明日の「長崎原爆の 日」の平和祈念式典で読み上げられる平和宣言の骨 子と被災者の一人である「聖母の騎士修道院」の小 崎修道士の手記のことなどを伝える新聞記事と一緒 に、1日早朝にNHKの「心の時代」で同修道士のこ...
新生讃美歌506番「主と主のことばに」 泉清隆
「主と主のことばに頼るは楽し、主は我が願いを聞き入れたもう。ひたすらただ主に頼る我が身を、主よ主よ、なおなお恵ませたまえ」 この歌の原曲は英語です。その歌詞にはsweetスイートということばが使われています。神さまに信頼することはとてもスイートです。スイートの複数はスイーツ...
「主イエスの祈りに支えられて」 金子敬
今年没年後100年になるP.T.フォーサイス(1847-1921)はその名著「祈りの精神」(斎藤剛毅訳/ヨルダン社)の中に、「最悪の罪は祈らないことである」(13頁)と記しています。この言葉は私のクリスチャン生活に常に心にかかる言葉であり続けました。それは私自身「アーメン」...
「愛される存在」 金子政彦
対をなす言葉として、「絶対」と「相対」があります。「絶対」とは「他に比較するものや対立するものがないこと」、「相対」とは「他との関係性、位置関係や比較のこと」をいいます。 マタイによる福音書にある「ぶどう園の労働者」のたとえ話で、ぶどう園の主人は、長く働いた人にも短く働いた...
「神の問題解決の方法」泉清隆
先月6月7日、フランスのブザンソンというとこ ろにあるマクドナルドで事件が起こりました。二人 の強盗犯が店に押し入り、ひとりは散弾銃を天井に 向けて発砲しました。そして40人余りいたお客に向 かって、全員、床に腹ばいに伏すように命じ、現金...
「ただ泣きたくなるの」 泉清隆
福岡市民クリスマスのプログラム担当の奉仕をしていた時に、国分友里恵さん、岩本正樹さんをお呼びした事があります。その時は知りませんでしたが、中山美穂さんの「ただ泣きたくなるの」という歌を国分さん夫妻が提供されたとの事を後で知りました。中山さんが歌っている歌詞は「あなたの部屋の...
「永遠に続く働き」 泉清隆
ノルウエーの詩人アルネガルボルグの詩です。 食物はお金で買えるが、食欲は買えない。 薬はお金で買えるが、健康は買えない。 ベッドはお金で買えるが、睡眠は買えない。 化粧品はお金で買えるが、美しさは買えない。 別荘はお金で買えるが、くつろぎは買えない。...

