地の塩
『毎日かあさん』という人気漫画で知られる西原理恵子(さいばらりえこ)さんのその生い立ちはどん底だったそうです。実のお父さんは酒乱で、彼女が生まれる前にお母さんは暴力から逃れるために離婚しました。 やがてお母さんは再婚しますが、その相手は根っからのギャンブル依存症だったのです...
恵み
太平洋戦争が終わって間もないころ、ある女性が単身ニユーヨークに留学しました。 ところが、人種差別と戦争の余波で精神的重圧が重なり、肺結核にかかってしまったのです。医者に「すぐに手術を受けなければ、手遅れになる。モンロヴィアにアメリカ1のサナトリウムがあるから、そこに行きなさ...
召命
大分以前の西南学院大学神学部のミッションデーで、チャールズ・ホエリー元西南学院院長の講演がありました。その中で、先生自身が高校生の時に宣教師としての召命を受けたというか感銘を受けた書物として、アメリカよりインドに宣教師として派遣された、ADONIRAM...
生き続ける
JALの研修で、客室乗務員の研修を担当している方のお話しで、とても感動的なお話です。重度の心身障害を持って生まれた息子さんの介護を、だいたい四十年くらい続けた老夫婦がおられました。息子さんが肺炎のために四十歳で急に亡くなられました。お父さんお母さんは悲しみのために、長く引き...
神の言葉から
昨年、ラジオの世界で大御所であられる方がお亡くなりになりました。永六輔という方です。永六輔さんはテレビにも出演なさるんですけど、何といっても、ラジオ人なのです。もうこのテレビは、視覚から入ってきますので頭を働かせなくても見ることが出来るのですが、ラジオの場合は耳を澄ませて言...
神さまの言葉を中心として生きる
今から15年前、オランダのオーステルボルデという市場町で画期的な実験が行われたんです。町の中心部にある交差点から全ての信号機、横断歩道、標識、歩道と車道を分ける境界ラインを全部取っ払ったのです。その結果、歩行者も、自転車も、車も、バスも、みんな一緒くたに交じり合うようになっ...
神の愛と教会の交わりに結ばれ (ヨハネの手紙一 4章13~21節)
2007年8月より9年8ヶ月間にわたり、古賀教会の牧師を務めさせて頂き、心より御礼申し上げます。 高齢で健康上の問題を抱えている者が、皆様の大いなる寛容をもって支えられ、主日ごとの御言葉による務めに携われましたことは、正に神の憐みによるものでありました。牧師就任時には、会堂...
「わたしたち」の祈り (マタイによる福音書6章9~13節)
国語辞典で「祈る」を引くと「神仏に祈願する」「心から希望する」などと記されています。 これが一般的な「祈り」の概念なのでありましょう。一方、キリスト教大事典には多くの紙面を割いて解説が記されていますが、それは「神との対話、明確な言語による神との対話であり、瞑想、独り言、呪術...
喜ばれる管理者として ペトロの手紙一 4:7~11
StartFragment みなさまSDGs(サステナブル デベロップメント ゴールズ)という言葉をご存知でしょうか。それは持続可能な開発目標と言われ、地球環境や経済活動、人々の暮らしなどを持続可能とするために、すべての国連加盟国が、2030年までに取り組む行動計画の事です...
終末の希望に生きる (ヨハネの黙示録 22章12~21節)
2016年度は毎月初めの主日礼拝で、「日本バプテスト連盟信仰宣言」(1979年連盟年次総会)からテーマを抽出して宣教として取り次ぎました。 本日は宣言最後の文章に、「主イエス・キリストはすべてのものを新たにするために、再び来たりたもう。終末の主によって信じるものは新しい霊の...