自らが変えられる祈り (コロサイの信徒への手紙4章2~9節)
ロティー・ムーンの中国伝道を支える祈りに始まり、1931年に日本バプテスト婦人会同盟(現・女性連合)の働きにもなった「世界祈祷週間」は、今日、これに加盟する諸教会に引き継がれ、世界宣教を覚えて祈り、献金を捧げる働きとなっています。...
助けを求める叫び (使徒言行録16章6~10節)
パウロの第二次世界宣教の旅は小アジア地方では思うように進展しませんでした(使徒16:6~)。 聖書はこのことを「聖霊から禁じられた」「イエスの霊が許さなかった」と記しています。 行く手において宣教を阻止する何かがあったからとも、パウロ自身の健康がその風土に合わなかったからと...
伝える『ことば』、伝わる『ことば』 (ローマの信徒への手紙 15章1~7節)
<キリストはわたしたちの平和> エフェソ2:14~15に有名な聖句があります。「キリストはわたしたちの平和」という聖句です。イエスさまはご自身の命と引き換えに、敵意という隔ての壁を取り壊されたことが記されています。イエスさまは私たちを愛されるがゆえに、神さまと私たちの間に入...
1デナリオンの祝福に (マタイによる福音書20章1~16節)
「天の国」に入る条件として、一切を捨ててイエスに従うことを求められたペトロは、即座にすべてを捨ててお従いすることを表明しました。 主イエスはペトロの言葉を受け、捨てたものの百倍の報いを約束された上で、 「しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる」と言わ...
「おひとり様でも」 (ルカによる福音書9章57~62節)
最近「おひとり様」という言葉が、よく使われているそうです。「おひとり様ランチ」「おひとり様ショッピング」「おひとり様映画」など多様な価値観が溢れる現在、個人の生活を大切にする傾向が強いように思えます。 私自身、自転車やジョギングなどの個人スポーツが大好きで、西南の近くの大濠...
「告げ知らせる」 (マタイによる福音書28章16~20節)
キリスト教は、遠くこのアジアの片隅に宣教師フランシスコザビエルによって伝道がなされた。 この九州の地は、特にキリスト教の影響を受けた地であることから、キリシタンと呼ばれる信者がいた。 日本の歴史に於いてその時代のキリスト教はキリシタンの歩みと重なるものであった。...
主の名を呼び求める (ローマの信徒への手紙10章9~15節)
今年度の古賀教会の標語は「宣べ伝えよう、よい知らせ」ですが、これに伴う聖書の言葉は、「ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう。」(ローマ10:14)です。...
「福音によって」 (ローマの信徒への手紙1:1~7)
人に何かを伝える事は、大変難しいことです。 長い間子ども向けのニュース番組に出演されていたジャーナリストの池上彰さんは、 著書の中で「わからない人にわかるように説明することがどれほど難しいものであるかを学ぶことができた。」と彼は語ります。...
愛を示された神 (ローマの信徒への手紙5章1~11節)
「ユダヤ人」という呼称は人種、民族、国籍と言うよりも、ユダヤ教を守る人々の意で用いられます。この呼称はイスラエルの民が国土を奪われバビロニアに捕囚となるBC6世紀ころから用いられました。 それまで神殿を中心にして祭儀を行うことにおいて一つとされていた彼らはそれが適わなくなり...
キリスト信仰に歩む幸い (ヨハネによる福音書14章1~6節)
幼いころ、「わたしはどこから来て、どこに行くのか」との疑問を持ち続けていました。 明治生まれの父親は宗教的なことが好きで、子ども達を連れて神社仏閣に詣でたり、 御札を買ってきては神棚や仏壇に置いたりしていました。 そのような環境であったためか、小学生のころになると般若心経を...